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「2009 国際書法芸術展」を開催

2009-10-13 16:05:08 筆者:admin06 出処: 回数をブラウズします:0 ネット友達から評価 0 箇条

(リード)
 さる6月30日より7月6日まで、国際書法芸術協会主催による「2009国際書法芸術展」が東京・上野の東京都美術館で開催された(後援:中国大使館、NPO法人日中文化交流促進会、社団法人 日中友好協会、全日本華人書法家協会ほか)。楷書、行書、草書、篆書、隷書、かな文字で書かれた書・篆刻など計279点あまりが出展されたもので、今回は07年の初開催に続き、第ニ回となる「中国・現代ニ十人書法展」が併催された。今回の書法展は「書法まつり」とも併記、開催期間中は審査員による作品説明会、篆刻の体験製作、「うちわ」の絵付け、講演会など書と書法にまつわる数多くのイベントを開催したもので、7月2日には海部俊樹元総理大臣が訪れ、中国内外で高い評価を受けた「ニ十人展」、そして中国大使館賞、国際書法芸術大賞を受賞した作品を堪能する一方、中国書法学院の劉洪友院長による揮毫を見つめた。


(見出し)
直径4mの「桜花」記す
平和と友好、大きく育て
(本文)

(見出し)
海部元総理も中国書法満喫
ニ十人展は8月京都でも開催
(本文)
 縦10メートル、横4・3メートルの半紙が会場内に設けられた特設エリアに準備されていた。墨を含むとその重量は6キログラムを越える、1・2メートルを越える特大の筆が、揮毫する中国書法学院の劉洪友院長の前に用意される。この日、海部俊樹元内閣総理大臣も同書法芸術展を訪れ、書の世界を堪能。このイベントにも立ち会い、劉氏を見守っている。墨汁がたっぷりと入った器に筆を入れると、劉院長の手に力がみなぎった。
 7月2日、東京・上野に位置する東京都美術館で開催された「2009 国際書法芸術展」で催されたイベントの一つ、中国書法学院院長である劉洪友氏による揮毫の一瞬だ。劉院長は、特大の筆に墨を含ませると、静かに息を整え、次の瞬間、巨大な紙面に一気呵成に筆を走らせた。
 体全体で筆を操る姿はまるで、舞踏を舞うダンサーのようであり、時折、力強く開かれ、踏みしめる足元は熟達の武道家のようでもあった。巨大な半紙の周囲には十重二十重に来場した人々が詰めかけ、じっと、息を詰めて劉院長の一挙手一投足を見つめる。描かれた文字は「桜花」。劉院長が大切にしている言葉だという。書き終わった瞬間、劉院長を見守っていた海部元総理からも絶大なる拍手が贈られた。
     ◆
 劉院長は08年10月、故郷である南京市に「南京平和友好桜花園」をオープンした。昨年催された開園式には日中の要人、関係者など1000名以上が来場、市内で「桜花書法展」も開催された。南京市人民政府より約10万平方メートルの用地を譲り受け、同桜花園を整備したもので、現在は5000本を越える桜の苗を植えられているという。市民の憩いの場として、そして日本文化との友好交流の場として、両国の将来を拓く場を建設したものだが、同桜花園内に建てられた碑にこの「桜花」の二文字が記されているという。
 劉院長は書上げた書を前に「ここで私は2つの文字を記した。昨年、1万本の植樹を目標に、故郷である南京市に『平和友好桜花園』を作った。私は桜を、そして日中友好を大切に思っている。今日の揮毫は私が大切に思う気持ちを表現するとともに、『平和友好桜花園』の木々が大きく育ってくれることを願って『桜花』の二文字を記した」と来場し、劉院長を見守っていた観客に向かって説明した。
 このほど開かれた「2009 国際書法芸術展」では「中国書法学院院長賞」「日本文化交流促進会賞」「中国大使館賞」「国際書法芸術大賞」、「王義之賞」のほか優秀賞、新人賞、特選、入選など計279点の作品が出展された。会場に入ると、計2505本の筆を集めて作られたオブシェが来場者を出迎える。「書」の一字をモチーフとしたこうしたオブシェが展示されることは初めてのことで、こうした取り組みも今年が「特別な年」であるから、だという。
 09年は「中華人民共和国建国60周年」という記念すべき年。さまざまな分野で祝賀行事が予定されているが、中国書法学院、そして国際書法芸術協会では、「国際書法芸術展」、そして現代中国を代表する書法家20名による作品を展示する「第二回中国・現代書法家ニ十人展」、加えて書と書法に関するさまざまなイベント「書法まつり」を併催した。冒頭の劉院長による巨大半紙への揮毫もその一つ。
     ◆
 7月2日、同会場を訪ねた海部元総理は、劉院長の解説を受けながら、場内をゆっくりと閲覧していく。
 展示された作品はいずれも中国屈指の書法家による作品群。中国書法家協会名誉主席である沈鵬氏、中国書法家協会創作評審委員長である孫伯翔氏をはじめ、尉天池氏、章ビョウ文氏、周慧グン氏、郭子緒氏、韓天衡氏、張海氏、劉雲泉氏、林岫氏、王冬齢氏、聶成文氏、劉正成氏、何應輝氏、徐本一氏、言恭達氏、王ヨウ氏、郭偉氏、ジャイ萬益氏、陳振濂氏。掛け軸あり、扇子に描かれた作品あり、伝統を生かす一方、先進的な取り組みも欠かさない、意欲溢れる作風に、海部氏は一点一点足を止めて、劉院長の説明に熱心に聞き入る姿は、日中両国の書を通じた文化交流が円滑に進展している証ともいえそうだ。
 なお、「中国・現代ニ十人書法展」は8月25日(火曜)から9月5日(土曜)まで、京都・名道ギャラリーにて公開される。詳しくは「中国・現代ニ十人書法展」執行委員会(TEL:04―3695―0700)まで。

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