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画数最多の幻の漢字が蘇生仰天!56画の「難解文字」
2012-06-22 15:43:25   From:   コメント:0 クリック:

 ポータルサイト「騰訊」のとあるブログ上で中国最多の画数を持つ漢字が紹介された(=写真)。ブログ記事は教育系の各サイト上に転載され...

 ポータルサイト「騰訊」のとあるブログ上で中国最多の画数を持つ漢字が紹介された(=写真)。ブログ記事は教育系の各サイト上に転載され、閲覧者の間でも話題となっている。
 見つかった漢字は56画あり、「biang(ビアン)」と読む。標準中国語には存在しない発音で、『新華字典』や『康熙字典』にも載っていない。
 西安市の滞在歴を持つ男性は「陝西方言の中には存在する発音」と語る。陝西省内には「ビアンビアン麺」という名物料理もあるが、その麺にはこの字に関係のありそうな言い伝えも残されている。
 昔、貧しい秀才が空腹を抱えて咸陽のある料理店に入り、ビアンビアン麺を注文した。秀才は無一文だったが店員は代金を見逃してくれない。そこで秀才が「この麺の字はどう書くのか」と問うと、店員は睨んだまま何も答えない。さらに「私にその字が書けたなら麺の代金を免じてくれるか」と問うと、店員は快く了承した。本来この言葉に文字などないと思っていたためだ。しかし秀才は筆を握ると「点が1つ天を舞い、黄河の両岸に湾がある。言の字は中で左に払い、右にも1本。東に長、西にも長、真ん中には馬の大王……」と絵描き歌のように唱えながら大変な画数の文字を書き上げたという。
 鄭州大学現代漢語科の張明奎副教授は「地元での認知度が高く、頻繁に使われている文字ならば俗字として認められる」と語る。「文字には明確な是非の境界がない。字典に載っていなくても、特定の地域で使用されていれば立派に文字といえる」
 西安市非物質文化遺産保護センターの王智副主任は2009年にメディアの取材に応じた際、この文字を「関中で生まれた民間の文字」と説明している。発音や画数など固有の特徴も多く、無形文化遺産登録に申請する価値が十分にあるとのことだった。

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