中国語  日本語
ホーム > デジタル記事 > 記事全文

菅原やすのりさん「美しき日本の歌 名曲コンサート」
2013-11-15 10:46:57   From:日中新聞   コメント:0 クリック:

菅原やすのりさん ~日本の心を世界へ~ 「美しき日本の歌 名曲コンサート」 菅原やすのりさんは、10月11日午後6時から日比谷野音で「

 
菅原やすのりさん     ~日本の心を世界へ~  
「美しき日本の歌 名曲コンサート」  

 菅原やすのりさんは、10月11日午後6時から日比谷野音で「~日本の心を世界へ~美しき日本の歌 名曲コンサート」を開催した。日比谷野音90周年記念、菅原さん音楽活動45周年を記念したコンサートで、「四季の歌」「見上げてごらん夜の星を」「夜明けの歌」「千の風になって」「青い山脈」など、日本を代表する名曲を歌った。鈴虫が鳴き、星空がきらめく日比谷野音で秋の夜の一時を美しい日本の歌に酔いしれた。なお、日比谷野音90周年記念事業実行委員会委員長の湯川れい子さんが菅原さんと楽しいトークを展開したほか、ボニ―ジャックス、米良美一さん、ヴァオリニストのMASAKIさん、ジュディ・オングさんがゲストとして出演、コンサートに彩りを添えた。  
 
日比谷野音90周年、音楽活動45周年  
煌めく星空、虫たちも大コーラス  
 
 ◆長い歴史を見てきた野音  
 コンサートは菅原さんの「When a child born」で幕が開けた。 歌い終わると湯川さんがステージに。「日比谷野音は関東大震災でも壊れず、大正天皇の葬儀が行われたり、第二次世界大戦の最中には山本五十六の葬儀が行われた。ハリウッドホールに次いで世界で2番目に古い音楽堂です。この間、さまざまなコンサートが行われた。尾崎豊さんが7メートルの高さのから飛び降りて骨折したり、キャロルのコンサートではライトから出火したり」とエピソードを披露し、「今日は日本中雨ですが、東京は晴れました。虫の声が聞こえるでしょう。昼は小鳥のさえずり、夜は虫たちが大コーラス。菅原さん、音楽活動45周年おめでとう」とエールを送った。  
 次いで菅原さんは「四季の歌」を披露した。会場ではペンライトの美しい光が揺れる。坂本九の「見上げてごらん夜の星を」を歌い終わると、湯川さんは「上を向いて歩こう」がアメリカでヒットチャート1位に輝いたことを披歴。「なぜ注目されたのかというと、その人の全人格が歌に込められているから。世界に広がるものを持っているから」と述べると、菅原さんも「坂本九さんも岸洋子さんもたくさんの思い出を残してこの世を去られた。今夜はきっと空で聴いてくれているはず」と応じる。  
 岸洋子さんの「夜明けのうた」「希望」を歌い終わると湯川さんは「7年先の東京オリンピックまで頑張らなくては」と述べ、「菅原さんは大変ユニークな存在。環境問題を訴え、主に国外で活躍してきた歌手。万里の長城、ブラジル、南極、国連でも歌ってきた」と紹介した。菅原さんも「インドではマザー・テレサに会うことが出来た。インドでも平和の願いは伝わった」と述べた。また、湯川さんが「愛は愛でしか伝わらない。一旦こぶしを振り上げたらおしまい」と述べると、菅原さんは「今後も平和のために歌っていきたい」と決意を述べ、カンボジア難民キャンプやベトナムや中国・瀋陽でのエピソードを紹介し、「雨に消えたあなた」を歌った。  
 

 
ジュディさんらがゲスト出演  
東日本大震災募金活動振り返る  
 
 ◆日本を元気にしよう!  
 ここでゲストコーナーに変る。まずは早稲田大学で菅原さんの先輩に当たるというボニ―ジャックスが登場する。「小さい秋」「荒城の月」を、米良美一さんは「もののけ姫」、終戦のエンペラー日本版主題歌「Can You Hear?」を、MASAKIさんは「infinity」などを、ジュディ・オングさんは200万枚のヒット曲「エーゲ海のテーマ~魅せられて」「祈祷」をそれぞれ披露し、盛んな拍手を浴びていた。  
 ジュディ・オングさんは、3・11東日本大地震を振り返り、日本を救うために台湾が動かないといけないと、大地震発生から5日目に台湾に飛んで電話で募金を集めるイベントに参加したことを披歴。「初日に3億円、二日目に11億円、そして半年が過ぎた時には220億円の募金が集まった。台湾は日本が大好き。日本は自分の家のようなものです」と述べた。  
 「祈祷」という曲は大きな事件があると必ず歌う。曲は「竹田の子守唄」だが、この曲にジュディ・オングさんの父親が50歳のときに中国語の詩を書いたという。「父親は自分の子供たちが生きていく地球はこうであってほしいという願いを込めた。世の中に希望が溢れ、悲しみや失望が消え、暗闇がなくなり、太陽が常にあり、いつも青空の中にある。そこでは希望の鐘が響き渡っている」と歌の趣旨について説明した。  
 ゲストコーナーが終了したところで菅原さんは「日本人は自然と共に生きてきた。助け合うということは自然を思うこと。自然は時には牙をむく時がある。3・11東日本大震災では尊い命がたくさん失われた。しかし、日本人は助け合った。日本の心が世界の心になる時代を目指して歌っていきたい」と述べた。  
 続いて「日本の四季ファンタジー」というコーナー。「春よ来い」「浜辺の歌」「赤とんぼの歌」「故郷」を次々と歌い、さらに「千の風になって」「ヨイトマケの唄」「イヨマンテの夜」「長崎の鐘」「青い山脈」と歌った後、菅原さんのオリジナル曲「父さんの言葉」「星のメッセージ」の後に和太鼓独奏があり、フィナーレ曲は菅原さんが勇ましいコスチュームで登場、「日本を元気にしよう!」の掛け声で威勢の良い「日本よいとこ お祭り音頭」を会場と一緒に大合唱となった。  
     ◆  
 なお、菅原さんは音楽活動45周年記念オリジナル新曲「父さんの言葉」「星のメッセージ」を来年2月19日(水)ビクターエンターテインメントから発売する。また、菅原やすのり 音楽活動45周年記念書き下ろし本「生きる―父さんの言葉ー生きる」を10月11日から全国書店で一斉発売。「生きる」は戦乱の旧満州から引き揚げ、戦後の貧しさの中を歌と共に生き抜いた菅原やすのり一家の姿は、すべての日本人の歴史を物語っている。決して忘れてはならない、心の豊かさ、家族の大切さ、平和の尊さを改めて訴えかける感動巨編だ。アグネス・チャン、稲川淳二、ジュディ・オング、瀬古利彦、徳光和夫、米良美一、湯川れい子が推薦している。  

 

熱に関連する単語の検索:菅原やすのり

前の記事:中国嵩山少林寺 釋永信方丈が来日
次の記事:工学院大学孔子学院 第五回関東地区中国語教師短期研修会を開催

分享到: 收藏