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2被告、危険運転否認 北海道一家5人死傷事故 地裁初公判
2016-10-17 15:38:17   From:日本経済新聞社   コメント:0 クリック:

北海道砂川市で昨年6月、歌志内市の会社員の永桶弘一さん(当時44)一家5人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)などの罪に問われた谷越隆司被告(28)と古味竜一被告(27)の裁判員裁判初公判が17日、札幌地裁(田尻克已裁判長)で開かれた。罪状認否で2人は「殊更に赤信号を無視していない」と述べ、危険運転の起訴内容を否認した。
大破した軽ワゴン車(左)と全焼した乗用車(昨年6月、北海道砂川市)
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大破した軽ワゴン車(左)と全焼した乗用車(昨年6月、北海道砂川市)

 起訴状などによると、砂川市の国道で昨年6月6日夜、両被告の車2台が時速100キロ以上で赤信号を無視して交差点に進入し、飲酒運転だった谷越被告が永桶さんの軽ワゴン車に衝突。古味被告が車から投げ出された永桶さんの長男の昇太さん(当時16)を約1.5キロ引きずって死亡させ、逃走したとしている。

 事故では永桶さん、妻の文恵さん(同44)、長女の恵さん(同17)が死亡。次女の光さん(13)が一時重体となった。

 検察側は冒頭陳述で「2人は普段から速度を競い合うことがあり、事故当日も張り合い、赤信号に構わず交差点に猛スピードで進入した」とし、「現場は見通しが良く、信号を見落とすとは考えにくい」と指摘した。

 2人の弁護側も冒頭陳述し、谷越被告側は「落としたサングラスを捜していて信号を見落とした」とし、古味被告側は「飲酒していたことがばれるのが怖くなってパニックになり、被害者を引きずっていることに気付かなかった」と主張した。

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