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天皇退位巡り論点整理に着手 政府の有識者会議、年明け公表へ
2016-12-07 11:50:22   From:日経   コメント:0 クリック:

政府は7日午前、天皇陛下の退位を巡る有識者会議(座長・今井敬経団連名誉会長)の第6回会合を首相官邸で開いた。11月に聴取した専門家16人の意見を基に、論点整理の作業に着手。年明けに公表する見通しで、与野党の議論も踏まえて提言を取りまとめる。

 聴取は憲法や歴史、皇室制度に詳しい16人に実施した。退位への賛否は条件付きで認めた1人を含む9人が容認、7人が反対し、意見が分かれた。政府は今の陛下に限り退位を認める特例法での対応を軸に検討しているが、容認派9人のうち約半数は皇室典範の改正などによる恒久制度化を求めた。

 論点整理では退位実現のための手法を巡る利点や課題も明記する方針。聴取では象徴天皇の役割や、天皇が高齢になった場合の負担軽減策として摂政や国事行為の臨時代行を置く是非についても多様な意見が出た。萩生田光一官房副長官は7日午前の記者会見で、専門家の意見を踏まえ「予断を持つことなく静かに議論を進めていただきたい」と語った。

 政府は14日にも論点整理のための有識者会議の会合を開く予定。年明けに公表する見通しで、与野党の議論も踏まえ、次期通常国会への法案提出をめざす。

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