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松江沖で漁船転覆、9人不明 トラブルでえい航中
2016-12-14 12:15:26   From:日本経済新聞社   コメント:0 クリック:

14日午前5時20分ごろ、松江市沖の日本海で、鳥取県岩美町の田後漁業協同組合所属の底引き網漁船「大福丸」(76トン)が転覆したと、118番があった。

 境海上保安部などによると、現場付近の海域では船体が確認できておらず、船長ら男性乗組員9人が行方不明となった。沈没したり流されたりした可能性がある。当時はエンジントラブルのため、長さ約100メートルのロープを使って別の漁船にえい航されていた。

 9人は兵庫、鳥取、島根3県に居住し、うち1人はインドネシア国籍。

 当時、現場海域は雨で17メートルの強風が吹き、波の高さは3~4メートル。視界は5~10キロほどだった。

 田後漁協によると、大福丸は松葉ガニ漁のため8日夜に出港し、帰港中だったという。118番の通報は「大福丸が傾いている」との内容だった。その後、えい航していた漁船から田後漁協へ転覆の連絡があった。

 第8管区海上保安本部(舞鶴)は対策本部を設置し、管内の巡視船や巡視艇、ヘリコプターなどを派遣し、船体や行方不明者の発見を急いでいる。担当者は「海上の状況が悪く、なかなか調べられない」と説明した。

 現場は松江市東端の美保関灯台から約1.6キロ北の日本海。松江地方気象台によると、現場海域には強風波浪注意報が出ていた。

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