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緊急事態条項、有識者の賛否割れる 衆院審が参考人質疑
2017-03-23 18:07:55   From:日経   コメント:0 クリック:

衆院憲法審査会は23日、「参政権の保障をめぐる諸問題」をテーマに参考人招致を実施した。自然災害やテロなどの緊急時に国会議員の任期延長を認める緊急事態条項の創設について、有識者3人の賛否は割れた。参考人質疑は2015年6月以来。

 防衛大教授の松浦一夫氏は「賛成」と明言。南海トラフ地震や首都直下地震の発生が予測されていることを踏まえ「日本ほど災害が発生する国はまれだ。緊急事態条項の必要性が認められる」とした。

 弁護士の永井幸寿氏は議員任期の延長に「反対」との立場を示した。衆院の解散中も参院が国会の機能を代行できる「緊急集会」で対応できると訴えたうえで「任期延長は国民の選挙の権限を奪う」と語った。首都大学東京教授の木村草太氏は、任期延長の期間について「内閣が好きに決定できれば乱用の危険が大きい」と指摘した。

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