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親が喫煙、子供の肥満率高く 厚労省が13歳2.5万人調査
2017-03-29 13:48:32   From:日経   コメント:0 クリック:

 乳児期に受動喫煙があった子供は、成長後に肥満になる割合が高いことが29日までに、厚生労働省の調査で分かった。室内で喫煙する親からの受動喫煙が生後6カ月時点であった男児の13歳での肥満率は、そうでない場合に比べ約3ポイント高く、女児も約2ポイント高かった。同省は「子供の受動喫煙と肥満に一定の関連性がうかがえる」としている。

 同省は2001年に生まれた子供を追跡する「21世紀出生児縦断調査」で、子供が13歳となった13回目の調査結果を詳細に分析した。対象は男女計約2万5千人。

 その結果、生後6カ月時点で親が室内で喫煙し、受動喫煙があった男児の13歳時点での肥満率は約11%だった一方、親が非喫煙者だった子供は約8%にとどまった。

 女児でも、親からの受動喫煙のあった子供の肥満率は約7%だったのに対し、親が非喫煙者の場合は約5%と差があった。

 厚労省によると、過去の別の調査で、低所得者層は喫煙率が高い傾向にあり、食事の栄養バランスに偏りがみられるという分析結果がある。担当者は「今回の調査では乳児期の受動喫煙と成長後の肥満の因果関係は明確には判然としないが、過去の分析結果を踏まえると一定の関係性がうかがえるのではないか」と指摘している。

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