経団連、12年ぶり改憲提言へ 会長「自衛隊の存在意義明確に」
2017-05-09 13:06:11 From:日経 コメント:0 クリック:
経団連の榊原定征会長は8日の記者会見で、憲法改正に向けた提言を年内にまとめる意向を示した。経団連が改憲をテーマに提言をまとめるのは12年ぶり。自衛隊の位置づけや教育のあり方を中心に議論する。榊原氏は安倍晋三政権に関して「憲法論議も大切だが、あくまでも経済最優先の大きな方向の中で扱ってほしい」と訴えた。
経団連は総合政策特別委員会で近く議論を始める。7月に開く「夏季フォーラム」でも主要テーマの一つとして取り上げる。過去には2005年1月に当時の奥田碩会長が提言をまとめていた。
榊原氏は「国内外の安全保障などの状態は大きく変わった」と指摘。「平和憲法の精神を継続したうえで自衛隊の存在意義を明確にすべきだ」と述べた。経済界では経済同友会が4月に憲法問題を議論する「憲法問題委員会」を8年ぶりに設置。安倍政権の改憲への動きにあわせて議論が活発になってきた。
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