山形から世界へラジオ配信 英国人DJ、収録は喫茶店
2017-05-10 11:57:35 From:日経 コメント:0 クリック:
コーヒーの香りが満ちる山形市の喫茶店に、軽快なポップスと滑らかな英語が流れる。声の主は、市内在住の英国人DJスティーブン・ベナムさん(58)。インターネットラジオ「Sound Street Radio」を立ち上げ、山形から世界に音楽や人の魅力を伝えている。
毎週木曜日、喫茶店「珈琲専科 道」で約1時間、番組を収録する。カフェテーブルの上に置いたパソコンと音声を調整するミキサーを使って曲をかけ、合間のトークで、そばや樹氷など山形の話題を紹介する。喫茶店の客が登場して場を盛り上げることもある。
音楽とエンターテインメントが好きで、英国ではロックミュージシャンとして活動した。劇場の支配人を務めたこともある。売り出し前の若者を育て、ステージで活躍させるのが楽しかった。
日本人女性と結婚し、2年前に山形へ移住。カルチャーセンターなどで英語や音楽を教え、DJや大学生と仲良くなるうちに、大都市と違って山形には表現の場が少ないことに気付いた。
「若い人たちを活躍させるメディアをつくりたい」。ネットラジオを思いついた。喫茶店のマスターと意気投合。店の常連客の手を借りて、スマートフォン向けのアプリを制作し昨年10月、配信をスタートさせた。
番組は世界中で約8千人が聞いている。山形でも大学生を中心に口コミで広がっており、今後は地元のバンドなどを積極的に登場させる予定だ。「心はいつでも少年のつもり」と語る持ち前の好奇心で山形をにぎわす。
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