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秋田の浸水被害485棟に 記録的大雨で、全容把握急ぐ
2017-07-24 12:37:57   From:日経   コメント:0 クリック:

 活発な前線の影響で記録的な大雨に見舞われた秋田県は24日、住宅への浸水が秋田市など17市町で少なくとも計485棟に上ったと明らかにした。住宅や田畑の被害はさらに拡大するとみられ、全容把握を急ぐ。避難指示の対象は依然2万人超で、秋田新幹線は一部区間で運休が続いた。

 県は関係者を集めた連絡会議を開催。被害状況は午前8時現在で、大仙市の床上浸水67棟を含め、住宅の床上・床下浸水が計485棟と報告された。けが人の情報はない。大仙市では約8200世帯、約2万1千人を対象に避難指示が続いており、佐竹敬久知事は激甚災害の指定を国に要望する方針を明らかにした。

 国土交通省や県のこれまでの調べで、少なくとも7河川で一時、氾濫危険水位を超え、大仙市の雄物川上流や福部内川、由利本荘市の芋川が氾濫した。土砂崩れが相次いだほか、道路の寸断で世帯の孤立も発生した。

 秋田市と大仙市の2つの保育園が浸水により休園。由利本荘市や横手市など5市では送水管の破損などで断水も起きた。

 JR東日本秋田支社によると、秋田新幹線は24日始発から東京―大曲間で本数を減らして運行。大曲―秋田間では2カ所で線路に土砂が流れ込んだ。バスで代行輸送しており、再開の見通しは立っていない。

 気象庁によると、前線の停滞で25日にかけて北陸と東北で断続的に雷を伴った激しい雨が降る見通し。25日午前6時までの24時間予想雨量は、いずれも多い所で新潟150ミリ、東北南部120ミリ。

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