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首相「平和条約、交渉前進させる」 午後に日ロ首脳会談
2018-11-14 17:07:29   From:日経   コメント:0 クリック:

安倍晋三首相は14日午前、シンガポールなど3カ国を訪れるため政府専用機で羽田空港を出発した。同日午後にはシンガポールでロシアのプーチン大統領と会談する。首相は日ロ首脳会談に関し「70年以上解決されてこなかった平和条約の問題について必ず解決するとの強い思いのもと、交渉を前進させる決意だ」と話した。出発前に同空港で記者団に語った。

 

シンガポールへの出発を前に記者の質問に答える安倍首相(14日午前、羽田空港)

シンガポールへの出発を前に記者の質問に答える安倍首相(14日午前、羽田空港)

安倍首相とプーチン氏の首脳会談は23回目になる。9月に首相がロシア極東ウラジオストクを訪れた際、プーチン氏は国際会議の場で前提条件を設けずに年末までに日ロ平和条約を締結するよう提案した。同提案後の首脳会談は初めてとなる。

首相はこれまでプーチン氏の提案について「領土問題を解決して平和条約を締結するのがわが国の基本的立場だ」と指摘。一方で「(プーチン氏の)平和条約締結への意欲の表れ」と一定の評価もしている。

菅義偉官房長官は14日午前の記者会見で「北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結する基本方針のもと、引き続き粘り強く取り組んでいく」と述べた。

首相はシンガポール、オーストラリア、パプアニューギニアを訪れ、東アジア首脳会議やアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席する。羽田空港出発前には「北朝鮮問題、自由で開かれたインド太平洋の実現、自由で公正なルールに基づく経済秩序の強化などについて日本の立場を訴え議論をリードしたい」と語った。

14~15日のシンガポール訪問中には東南アジア諸国連合(ASEAN)との首脳会議や、日米中ロとASEANなどが加わる東アジア首脳会議に出席する。16日にはオーストラリアを訪れ、8月に就任したモリソン首相との初めての会談に臨む。17~18日にはパプアニューギニアでAPEC首脳会議に参加し、18日に帰国する。

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