F2後継、国産に否定的 防衛相「国際共同開発視野」
2019-01-17 15:01:39 From:日経 コメント:0 クリック:
岩屋毅防衛相は16日(日本時間17日)、2030年代に退役が見込まれる航空自衛隊の戦闘機F2の後継について、国内企業だけで開発する案に否定的な考えを示した。「今どき一国だけで戦闘機をつくることになっていない」と述べた。ワシントンの米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)で講演後、参加者の質問に答えた。
同時に「米国など他国との共同開発も視野に入れ、国内企業が参画できる日本主導の開発にしたい」と強調した。昨年末の次期中期防衛力整備計画では、国産か共同開発かなどの具体案の明記は見送っていた。
岩屋氏は「防衛装備移転三原則」を踏まえた上での戦闘機の海外輸出の可能性にも言及。「戦闘機を海外に出すかどうかは分からないが、わが国の安全保障に資する場合、装備の海外移転は可能だ」と語った。
韓国海軍駆逐艦が海上自衛隊機に火器管制レーダーを照射したとされる問題の解決に関し「事件を乗り越えて、日韓の防衛当局間の関係や日米韓3カ国の結束、協力を維持していかなければいけない」と意欲を示した。
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