中国語  日本語
ホーム > 社会 > 記事全文

CCTV本社ビル、「最優秀高層建築賞」を受賞
2013-11-13 10:51:37   From:人民網   コメント:0 クリック:

 世界高層ビル協会(CTBUH)は米シカゴでこのほど、「2013年度高層建築賞」の選出結果を発表した。中国中央テレビ(CCTV)の新本社ビルが

 
 世界高層ビル協会(CTBUH)は米シカゴでこのほど、「2013年度高層建築賞」の選出結果を発表した。中国中央テレビ(CCTV)の新本社ビルが、ノミネートされた約60の高層ビルを抑え、グランプリの「2013年度世界最優秀高層建築賞」を獲得した。CCTV本社の設計主任を担当したオーレ・シェーレン氏は、「CCTV本社ビルが栄えある大賞を獲得したことは、北京のランドマーク建築物が全世界に認められた証となった。また、アジア高層ビルの『勝利宣言』に値する」とコメントした。新京報が報じた。

 CTBUHは、高層ビルの建設と未来都市の設計・建設に注目し、高層ビルの高さの測量における国際基準を定めている。また、「世界最高のビル」という栄えある称号を授与する権限を有している。

 世界高層都市建築学会の審査委員会は、CCTV本社ビルの今回の受賞について、次の通り述べた。

 CCTV本社ビルは、奇抜なデザインの高層ビルだ。従来の高層ビルとは異なり、中央部がくりぬかれた形状が特徴で、高さ75メートルの空中で2つの胴体部が結合、三次元の空間を作り上げている。人々は今、「高層ビルとは何か?高層ビルで何ができるのか?何をしなければならないのか?」について、考えを巡らせている。CCTV本社ビルは、これらの問いに一挙に答えを出し、高層ビル設計の構想の一段階となった。

 CCTV本社ビルは、建築家レム・コールハース率いる設計事務所・OMA(オランダ・ロッテルダム)が設計した。建設期間は8年間、国内最大の鉄骨構造単体建築物。OMA前総合プロデューサー・共同経営者のオーレ・シェーレン氏は、当時、アジアプロジェクト主任を務めていたことから、CCTVの設計主任を担当した。彼は、「100年前に魔天楼が登場した米シカゴで今回の受賞が決まったことは、北京の地上のランドマーク建築物が世界から認められた証となった」とコメントした。


 

○CCTV本社ビルについて

 CCTV本社ビルは、ハイレベルの建築設計コンペを経て、従来の画一的な高層ビルモデルから一線を画し、現代的なデザイン感と空間感覚が生み出され、都市と空との境界線となるスカイラインを構成する高層建築。素晴らしいデザインは、力強く、張力に満ちた緊張感を備え、複数の力が各方向に引っ張り合い、ビルが持つ計り知れない機能、さらには世界という大舞台における中国の役割を彷彿とさせる。ユニークな建築設計と北京の伝統的建築様式が鮮やかな対比を生み出しているが、同質化や帰属化はまずあり得ない。

○世界高層都市建築学会選考委員会の総評

 CCTV本社ビルは構造工学上の傑作であり、摩天楼の設計における既存の枠組みを打破したい人々にとって、実物のモデルとなった。建築設計は、従来のやり方に挑戦するものであると同時に、緊密な協力体制と入念な研究を積み重ねることで、最終的に大きな成果が得られるということの検証・模範となった。


 

熱に関連する単語の検索:CCTV本社ビル

前の記事:結婚率は星座と関係あり?
次の記事:留学組、帰国後の希望就職地は依然北京・上海・広州

分享到: 收藏