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90代女性棺桶から生還死亡確認から6日目の奇跡
2012-06-22 15:41:54   From:   コメント:0 クリック:

 広西チワン族自治区玉林市内の村で、死亡した95歳の女性が6日目に生き返った。女性は村の習わしで葬儀から埋葬までの期間が数日空けられ...


 

 広西チワン族自治区玉林市内の村で、死亡した95歳の女性が6日目に生き返った。女性は村の習わしで葬儀から埋葬までの期間が数日空けられ、棺桶の中で遺体が保存されていた。しかし葬儀の後、村人は普段通りの様子で厨房に立つ女性の姿に仰天することとなる。ニュースサイト「広西新聞網」が伝えた。
 玉林市北流市六麻鎮六楼村石口組に住む黎秀芬さん(95歳)は近所に住む60代の男性陳慶旺さんと仲が良く、陳さんは家族で何かと黎さんの世話を焼いていた。
 黎さんは朝の散歩が日課だが、2月1日午前の散歩中に坂道で転倒した。見つけた村人が自宅に送り届け、電話で医師に様子を伝えると「恐らく脳震盪」と説明され薬を口頭で処方された。陳さんは当分の間黎さんに毎日三食を差し入れることにした。
 2月17日午前7時30分、陳さんが朝食を届けに行くと、黎さんが反応しない。大声で呼んでも目を覚まさず、鼻の前に手を当てると呼吸もない。身体は不思議と冷たくないが、恐らく布団が分厚いためだろう。陳さんは息子の陳李生さんとともに葬儀の準備に入った。
 埋葬の日は村の習わしに従い吉日の2月24日と決まった。遺体は19日に棺桶に入れられたが釘は打たれず、米を盛った香鉢が前に置かれて毎朝線香が焚かれた。
 23日の朝、陳さんと息子が棺桶の前に行くと、なぜか蓋が開いていて中の遺体がない。村の仲間と相談しても遺体が消えた原因は誰にも分からず、とにかく捜すのが先決という結論になった。
 しかしその時「台所だ」という仲間の声が耳に入った。全員で台所に向かうと、そこには調理中の黎さんがいた。村人たちは目を疑ったが、様子は生身の人間だ。試しに時刻を尋ねてみると、黎さんは腕時計を一瞥して「11時15分」とやはり変わったところはない。棺桶からどうやって出たのか問うも、「なんで私を棺桶に入れたの」と問い返された。
 「目が覚めたらお腹が空いていたから何か作ろうと思ったんだけど、押しても押してもなかなか(棺桶の蓋が)上がらなかったわよ」。23日の明け方に目覚め、日が昇ってから棺桶から出た。周りには何もなかったが香鉢に米が入っていたのでお粥を作ることにしたという。
 村では葬儀の際に死者の生前の持ち物を全て焚き上げる。そのため、陳さん父子は葬儀の時に黎さんの布団や衣服を全て燃やしてしまい、生き返った黎さんの手元には着ている経帷子しか残っていなかった。
 午前中に民政弁公室で事情を説明すると、派出所による事実確認の後に布団や米、衣服などの支給が決まった。村民たちからも日用品が寄せられ、身の回りのことは陳さん父子が引き続き見ることになった。
 玉林市内の病院で伺ったところ、黎さんの死の正体は脳への衝撃による一時的な仮死状態か浅いショック状態との説明だった。呼吸が停止しても体温があれば生きている可能性は高い。村の習わしで埋葬までの日数を空けたおかげで命拾いしたという。
 

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