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脳性マヒの女性作家が作品 鼻と顎で20万文字を執筆
2012-07-11 11:33:42   From:   コメント:0 クリック:

 遼寧省に住む脳性マヒの女流作家が活躍中だ。女性は脳性マヒで四肢を動かせず言葉も話せないが、1台のパソコンが夢への扉を開いた。顎と...
 遼寧省に住む脳性マヒの女流作家が活躍中だ。女性は脳性マヒで四肢を動かせず言葉も話せないが、1台のパソコンが夢への扉を開いた。顎と鼻で織り成す詩や散文は前向きな心と周囲への感謝に溢れ、読む人に勇気を与える。
 「人生は実験室。追求することは新しい実験」。パソコン画面に現れた言葉はどこか哲学的な響きだ。瀋陽市障害者ビルの内部刊行物事務室で作業中の趙晨飛さん(27歳)は顎でマウスを操作していた。
 キーは鼻と顎で打つ。20文字を入力するのに4~5分はかかり、入力中も数文字ごとに画面を確認する。
 顔を上げた趙さんが笑みをこぼす。趙さんは四肢が動かず言葉も話せない状態で20万字の作品集「不屈の天使」を書き上げ、周囲を驚嘆させた女流作家だ。同書には2004年から鼻と顎で綴った日記や散文、漢詩などがまとめられている。
 趙さんは口頭で会話する時、簡単な言葉を数文字しか発せない。それを母親が聞き取って他の人に伝えるという。
 1985年、遼寧省西豊県に生まれた趙さんは出生時の酸欠で脳性マヒの障害が残った。母親の馬書艶さんは仕事を退職して趙さんを育て、夫のみの収入をやりくりして各地の病院をめぐったが、治療の効果はなかった。
 その後、馬さんは娘の類稀な賢さに気づく。古典の絶句を教えると1回で覚えてしまう。趙さんは学校へ行きたがったが、受け入れてくれる学校はなかった。
 2001年のある日、西豊県特殊教育学校の周雪雁校長は趙さんの家を訪問し、孤独な様子に胸を痛めた。周校長は学校への受け入れを手配し、趙さんは16歳で小学1年生になった。
 聴覚障害者用の教室に入った趙さんは1度も遅刻せず、トイレの手間を考慮し校内では水分の摂取を控えた。また、ノートが取れないため授業内容は耳で覚えた。
 2003年、地元職員の1人からパソコンを贈られ、文芸創作の夢が翼を得た。しかし最初はキーを打つ鼻や顎が腫れ上がり、皮が剥けて出血することもあったという。
 ネット上ではブログを通じて友人もできた。散文や漢詩を通して見える明るい人生観と不屈の精神は賞賛の的となった。「天使が私たちに挫折や苦難の乗り越え方、人生を大切に生きることを教えに来てくれたみたい」
 多くの作家やネット仲間の応援の下、2009年に処女作「不屈の天使」が浙江大学出版社から出された。その後趙さんは遼寧省楹聯学会、瀋陽詩詞学会および瀋陽市作家協会の正式会員となる。2011年8月には瀋陽市障害者連合理事長の紹介で「瀋陽障害者連合通信」の編集者も務めるようになった。
 趙さんの漢詩には母親への思いを詠ったものが多く、周囲への感謝も常に忘れない。「闇の中でよく想像する。もしも3日間だけ自由に動けたらと。1日目は早起きして日の出を見に行こう。2日目も早起きして、本屋さんで立ち読みしたい。3日目は支えてくれた人たちに会いに行こう。夜は両親に晩ご飯を作って、2人の笑顔を眺めたい」

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