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マッサージで母乳出す「催乳師」の人気高まる
2012-08-08 14:33:06   From:人民日報海外版.日中新聞日本語版521号   コメント:0 クリック:

 中国では近年、母乳による子育てを望む女性が増加中だ。主な理由は粉ミルクの価格高騰や安全問題に対する不安だという。そのような中、人...
 中国では近年、母乳による子育てを望む女性が増加中だ。主な理由は粉ミルクの価格高騰や安全問題に対する不安だという。そのような中、人気が高まっているのが母乳の出を良くするマッサージサービスだ。「催乳師」と呼ばれるその技術は家政サービスなどの一環として提供されることが多いが、医師は推奨しかねると語る。河南省省内紙『鄭州晩報』が調査を試みた。
 
医学知識不要、新職業に
医師は「推奨しかねる」
 
 産婦人科医院の壁には家政婦サービス会社が提供する催乳マッサージの広告が多く見かけられる。ある会社に「妹が産後48時間経過しても母乳が出ない」と相談すると、早速催乳師を紹介された。2回の出張で300元とのことだ。「ツボ押しと按摩なので無痛。ただし先に効果が出るか調べます。遺伝性の人には効かないので代金は不要」
 別の会社では「焦らないで」と忠告された。通常母乳が出始めるのは普通分娩なら2~3日後、帝王切開では3~4日後だという。食事や休息状況でも変わるため、最低3日後に決めた方が良いとのことだった。サービスは2回出張で600元。中医学薬も出すという。
 3社目では「急いだ方が良い」と勧められた。「母乳が詰まると乳腺炎などを引き起こすので放置は禁物」
 催乳師になる方法を養成機関2カ所に問い合わせてみた。1カ所目はポスターに「国家専業中医催乳師訓練基地」とある。職員によれば、中級は10日前後で学費は3800元、上級は4800元。生徒は年齢も職業も地域も様々だという。医学知識なしで簡単になれる上、稼げるとのことだ。
 就業後の収入はどの程度だろうか。「最低2日に1人の依頼が入り、1人あたり2回施術したとしても、1回260元で月に約4000元も取れるわ」。資格証は国が認定したものだが、国自体が発行する資格証はまだ存在しないため、発行元は協会とのことだった。

医学知識なしでOK
腕も効果も玉石混合

 2カ所目はサイト上で「中原一の無痛催乳師養成機関」と謳っていた。同養成所の催乳師によると、上級コースの履修機関は15日。「簡単ですよ。プロが使っているツボ数カ所を覚えるだけ」
 果たして効果はあるのだろうか。体験者の周さんは「産んで半年で左の胸の母乳が止まった」と語る。他のどんな方法も駄目だったが、夫が病院で見つけた名刺の人に頼むと母乳の悩みはすっかり消えたという。「経絡のマッサージが効いたのかも」
 しかし母親たちの意見の大部分は「判断しかねる」だった。理由は「腕が玉石混合」「知り合いは大して効かなかった」「痛そうだからやめておいた」など。
 鄭州市中医院按摩科の康献勇主任は「一定の効果は望めるが、全ての女性に効果があるわけではない」と語る。「推奨はしかねる」
   腕前にばらつきがあり、また誤ったやり方で乳腺の組織を破壊すると、炎症を起こす危険もあるという。「急性乳腺炎は放置すれば乳房が化膿し、手術が必要になる場合もある」。そのためサービス後に痛みを感じた場合は速やかな受診が必要とのことだった。

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