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私のお父さんは4人の警察官孤独な少女を物心ともに支援
2012-08-08 14:48:39   From:人民日報海外版.日中新聞日本語版521号   コメント:0 クリック:

 ニュースサイト「中国新聞網」は貴州省長順県の農村の小学校に通う少女と警官4人の不思議な親子関係を取材。少女は幼い時に両親をなくし...
 ニュースサイト「中国新聞網」は貴州省長順県の農村の小学校に通う少女と警官4人の不思議な親子関係を取材。少女は幼い時に両親をなくし、孤独と貧しさに心を閉ざしていたという。状況を知った警官の男性は所属の隊員3人とともに少女を経済的にも精神的にも支えることを決心。少女は現在、警官4人を実の父親のように慕うようになっている。

 「父さん、父さん、優しい父さん。私の父さんは4人いる」。貴州省長順県に住む海英ちゃん(9歳)は4人の警官に自作の歌で感謝の心を伝える。警官たちは両親のいない海英ちゃんを支え続けている。
 2009年、貴州省では長順県を含む各地が100年以来の深刻な干ばつに見舞われ、給水車の巡回が地元の交通警察の役割となった。同年3月9日午後、県交通警察大隊の田維春隊長は給水作業中に同県擺塘郷の雷?小学校の現状を耳にした。校内には両親の出稼ぎで高齢の祖父母と暮らす子が多く、生活苦で学業を諦める子も増えているという。
 様子を見に出かけた田隊長は校内で当時6歳の海英ちゃんに出会った。汚れた顔と怯えたような眼差しが気になったという。
 海英ちゃんは生後半年で母親をなくし、4歳の時に父親も他界。現在は78歳の祖父と暮らしているが、生活は苦しいとのことだった。愛情不足のためか頑なで人と打ち解けず、他の子たちが両親と遊ぶ傍らで下を向いて衣服の裾を握り締めていた。
 田隊長は海英ちゃんに協力することを約束し、他の生徒たちの状況も自身の「民情日記」に記録し隊に報告した。

幼い頃に両親を亡くす
最近、自信と明るさが

 報告の内容をうけ、県交通警察大隊は両親と離れて暮らす子の支援に向けた「宝貝計画」を発動。「宝貝」とは宝物の意味から転じて小さな子どもを指す言葉だ。この計画によって雷?小学校の生徒たちは警察官という心強い父親を得た。
 しかし交通警察の職務は常に不規則で多忙だ。田隊長は海英ちゃんを十分に見守ることができるよう隊員の陳勛さん、崔建勇さん、簡星さんの3人に協力を依頼。4人の輪番制で海英ちゃんを訪問し、必要な援助も行うようになった。
 冬の綿入れや祝日の洋服、新学期のカバンや文房具、学校の昼食代など時々に必要となる一切の費用を4人で出し合う。また、教師とも定期的に連絡を取り、学習状況や生活態度を確認。父親としての十分な関心を注ぐうちに海英ちゃんは明るく自信に溢れた子になり、成績もクラスの上位数人に入るようになった。
 2011年末には4人でセメントやレンガ、土砂などを調達し、作業員も呼んで海英ちゃんの家の補修工事を実施。今年3月13日にはテレビや洗濯機、ソファーなどの家具も揃えた。海英ちゃんの祖父は「何代かかってもこんな家財道具は整えられないところだった」と感激した様子だ。
 海英ちゃんは今では警官たちの帰り際にも大きくはっきりした声で別れのあいさつを告げられる。「父さん、またね」。4人と1人の親子関係は今では肉親同然の絆になりつつある。

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