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小池都知事が東京都内から電柱を無くそうとしている
2016-08-06 12:53:41   From:まとめ   コメント:0 クリック:

■小池都知事、初の定例会見で都内"電柱ゼロ化"に意欲

東京都知事に就任した小池百合子氏が、2016年8月5日に初めての定例会見を開き、「2020年に向けた実行プラン」を示しました

「これほど何も手つかずであった分野がない。それからここのイノベーションを図ることによって、町がきれいになって付加価値がつく。」

■以前から「無電柱化」の推進を進めてきた小池都知事

東京都知事選挙で圧勝した小池百合子氏は「都道の電線ゼロ化、技術開発を支援する」との公約を掲げていました

小池新都知事は国会議員時代から無電柱化に積極的に取り組み、著書『無電柱革命』という本を出版しているほど

■小池都知事が推進する「無電柱化」とは

電線を道路に埋めるなどして電柱をなくすこと

電力線や通信線などをまとめて収容する電線共同溝などの整備による電線類地中化や、表通りから見えないように配線する裏配線などにより道路から電柱をなくすこと

■電柱を無くすことでどんなメリットがあるの?

「これからオリンピック・パラリンピックでもっと多くの海外のお客がこられる。スカイツリーを見ようとしても、(視界に)全部、(電線の)横線が入っちゃうんですね。」

電柱が無くなれば、上空を行き交う電線が無くなり、それにより各地の景観が格段に向上する

電柱や電線類を地中化することで、美しい街並みが形成され、都市景観の向上が図られる

「電柱をなくすことによって、自転車、ベビーバギー、シニアカーなどがうんと通りやすくなる」

通行の支障になる電柱がなくなるので、歩道が広がり、人や車椅子利用者など誰もが安心して快適に通れるようになります

歩行空間のバリアフリーという観点からもメリットがあります

倒れた電柱に道をふさがれることがないため、災害時の緊急車両の通行もスムーズになります

電線地中化を進めることで災害救助の妨げを回避することができ、電線の断裂による停電なども防ぐことができる

昨今はゲリラ豪雨、竜巻などの風水害が東京や首都圏でも多発していますが、無電柱化を進めることで、電柱の倒壊や電線の断線トラブルをなくすことができます

■海外では多くの都市で推進されてきた無電柱化

2012年に五輪を開催したロンドンや、観光地のパリ・香港といった海外の主要都市には電柱がありません

無電柱化の比率はロンドン・パリ、香港で100%、台北で95%、シンガポールで93%、ソウルでも46%などヨーロッパやアジアの主要都市では一般化している

■一方、日本は電柱後進国?

日本でもっとも無電柱化が進んでいる東京23区でさえ、無電柱化率は7%

日本より遅れていると思われがちなアジア諸都市でも、じつは日本よりも無電柱化が進んでいる都市が多いのが現状

日本の無電柱化は、欧米はもとよりアジアからも大きく遅れをとっている

■なぜ日本では無電柱化が進まないのか?

電線を地中化するためのコストの高さが、無電柱化がなかなか進まない理由のひとつ

地中での整備費は1キロメートル当たり4億から5億円と電柱の約20倍

全国には約3500万本の電柱があるといわれ、すべてを地中化するには膨大な費用がかかります

破断しそうな箇所を早期に発見することができなかったり、災害時の復旧作業にも時間がかかる可能性があります

地震などで地下設備が破損した場合、掘り返し工事を必要とし復旧が遅くなる

冠水・豪雪などの災害時は配線・復旧などの作業ができない

■みなさんは無電柱化に賛成ですか?反対ですか?

無電柱化は、景観が悪いのを電線のせいにできなくなることが一番の利点。

明日来るかもしれない首都圏直下型大震災。 莫大な予算を投じて何年もかかる無電柱化(地中化)を行うより、電柱の補強に重点をおいた方が、現実的。

都の無電柱化は神戸の例とか見るに賛成なんだけど観光都市である京都がまずやってほしいと常々思う。


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