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NY市長、トランプ氏に移民尊重求める
2016-11-17 09:57:30   From:日本経済新聞社   コメント:0 クリック:

トランプ次期米大統領の移民政策に対し、移民を多く受け入れている米国の自治体を中心に抵抗が広がっている。16日にトランプ氏と面会したニューヨーク市のデブラシオ市長は「市民を傷つけるような政策が実施されれば、いつでもすぐに立ち上がる」と記者団に語り、トランプ氏をけん制した。

 ニューヨークやロサンゼルスなどの大都市は不法移民を黙認して受け入れている。トランプ氏は1100万人の不法移民のうち、まず犯罪者ら200万~300万人を強制送還の対象とする考えを示している。

 デブラシオ氏は「大都市に暮らす様々な人々は劇的な変化に恐れを抱いており、全ての人が尊重される社会だと安心させる必要がある」と指摘した。同氏は民主党に所属し、大統領選ではヒラリー・クリントン氏を応援していた。

 ロサンゼルスではロス市警のチャーリー・ベック本部長が14日、「トランプ氏が大統領になっても、移民対応のスタンスは変えない」と表明した。サンフランシスコやシカゴなども引き続き不法移民を受け入れる方針だ。シカゴのラーム・エマニュエル市長は「シカゴ市にいれば、皆さんは安全だ。安心して支援が受けられる」と呼びかけた。

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