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ハバナでカストロ氏追悼集会 中南米首脳ら参列
2016-11-30 11:55:40   From:日本経済新聞社   コメント:0 クリック:

キューバの首都、ハバナの革命広場で29日夜、フィデル・カストロ前国家評議会議長の死去に伴う大規模な追悼集会が開かれた。集会には弟のラウル現国家評議会議長をはじめとした共産党幹部に加え、中南米諸国などから多くの首脳が参列。フィデル氏の革命を通じた功績をたたえ、その死を悼んだ。

 

29日、ハバナの追悼集会でフィデル・カストロ氏(左)とラウル議長の写真を掲げる人=ロイター
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29日、ハバナの追悼集会でフィデル・カストロ氏(左)とラウル議長の写真を掲げる人=ロイター

 集会では参列した首脳らが次々と演説。南アフリカのズマ大統領は「同志であるフィデル氏の死は南アフリカ国民にとっても大きな痛みだ。ただ革命の精神は生き続ける」と訴えた。エクアドルのコレア大統領も「キューバは革命の思想とともに、これからも前に進んでいく」とキューバ国民を励ました。

 集会にはベネズエラのマドゥロ大統領やボリビアのモラレス大統領といった中南米各国の大統領を中心に、世界中から多くの要人が参列した。革命広場を埋め尽くした市民は静かに演説に耳を傾けるとともに、出席した首脳らの演説に大きな拍手を送っていた。

 集会に先だって午前中には前日と同様、弔問場所のホセ・マルティ記念館に向けて革命広場には市民の長い列ができた。共産党機関紙グランマによると、前日の午後7時時点で全国各地で344万人が記帳に訪れた。

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