イスラエル、安保理非難決議の受け入れ拒否 パレスチナは歓迎
2016-12-24 18:46:30 From:日本経済新聞社 コメント:0 クリック:
イスラエルのネタニヤフ首相は23日、国連安全保障理事会でイスラエルによる占領地でのユダヤ人入植活動を非難する決議案が採択されたことを受け、「反イスラエルの卑劣な決議だ」と非難し、受け入れを拒否した。首相府が声明を発表した。パレスチナ側は歓迎した。
ネタニヤフ氏は「米国はイスラエルを守らなかった」と指摘し、オバマ米政権が拒否権を行使しなかったことを批判。決議案に反対する考えを示していたトランプ次期米大統領と「協力していく」と強調した。
ネタニヤフ氏は決議案を提出したニュージーランドとセネガルに駐在するイスラエル大使に帰国を命じたほか、セネガルへの援助計画の取りやめなども決めた。
一方、パレスチナのメディアによると、パレスチナ自治政府のアッバス議長の報道官は23日、決議案採択は「イスラエルへの大打撃になる」と歓迎する声明を発表した。
声明は「(決議案採択は)イスラエルの入植活動に対する国際社会の一致した非難」であり、パレスチナ国家樹立によるイスラエルとの「2国家共存」を「強く支持したものだ」と主張した。
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