韓国検察、朴前大統領の逮捕状請求 地裁が近く審査
2017-03-27 17:01:48 From:日経 コメント:0 クリック:
朴氏が逮捕されれば、韓国の大統領経験者では全斗煥(チョン・ドファン)氏、盧泰愚(ノ・テウ)氏に次ぎ3人目となる。聯合ニュースは裁判所の令状審査が29日に実施される可能性が高いと報じている。
捜査を担当するソウル中央地検は同日、朴氏について「大統領の地位と権限を利用し、企業からの金品授受、企業経営の自由の侵害など、権限乱用の行動がみられる」と指摘。「重要な公務上の秘密を漏洩するなど事案が重大だ」と主張した。さらに「大部分の容疑を否認するなど証拠隠滅の恐れがある」とも説明した。
朴氏は友人の崔順実(チェ・スンシル)被告と共謀し、サムスングループからの計画分を含む433億ウォン(約43億円)の収賄のほか、2つの財団へ大企業に資金拠出を迫ったり、政権に批判的な文化人を政府支援から排除したりするなど、職権乱用、強要など13の容疑が持たれていた。
共謀関係とされる崔被告や、贈賄罪などでサムスン電子副会長の李在鎔(イ・ジェヨン)被告らがすでに逮捕・起訴された。このため検察は「(朴氏の)逮捕状を請求しなければ公平性に反する」とも判断した。
朴氏は今月10日、憲法裁判所の判断で大統領を罷免され、「不訴追特権」を失ったことで検察による逮捕・起訴が可能になった。検察は21~22日にかけて朴氏を聴取したが、朴氏は自らの容疑を否認したとされる。
熱に関連する単語の検索:朴前大
前の記事:メルケル首相の与党、地方選で予想外の勝利
次の記事:ダウ・ケミカルとデュポン統合、一部農薬など分離 条件付き承認
コメントのランキング
- ·山形から世界へラジオ配...(2)
- ·女優・王メイ子さん 日...(1)