リッチモンド連銀総裁、機密漏洩で引責辞任 12年の事件
2017-04-05 13:47:42 From:日経 コメント:0 クリック:
米リッチモンド連銀は4日、ラッカー総裁が2012年の機密情報漏洩事件に関わったとして、同日辞任したと発表した。ラッカー氏は米連邦公開市場委員会(FOMC)のメンバー。
同氏の声明によると、12年、FOMCの機密情報を知っていた投資家向け調査会社メドレー・グローバル・アドバイザーのアナリストとのインタビューに答え、情報が正しいとの印象を与えた。またアナリストが機密情報を知っていたことをFOMCに報告しなかった。ラッカー氏は「(FOMCの)規則に反する行動だった」と責任を認めた。
アナリストが機密情報を持っていたことを、ラッカー氏は12年の内部調査で伝えず、15年の司法省などによる調査で初めて明らかにしたという。
リッチモンド連銀は「連銀は情報保護を重視しており、理事会は調査結果を受け適切な措置をとった」との声明を発表した。ラッカー氏は今年10月に退任予定だった。同連銀によると、後任が決まるまではマーク・マルニックス第1副総裁が総裁業務を代行する。
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