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観光客らパニック パリ銃撃テロ
2017-04-21 14:40:50   From:日経   コメント:0 クリック:

 「逃げろ」「共犯者がいるかもしれない」――。パリ有数の繁華街、シャンゼリゼ通りで20日夜に起きた警官襲撃事件。世界中から詰め掛けていた数万人の観光客や買い物客らが、恐怖に顔を引きつらせて逃げ惑った。

 まだ暗くなり切らない午後9時ごろ、人混みの中の警察車両に銃弾が撃ち込まれた。叫び声、サイレン音。容疑者は警官に追われ、買い物客や大道芸人にぶつかりながら凱旋門に近い通りを走って逃げた。

 人波が割れるように、近くのブティックや飲食店に多数の人々が避難した。容疑者はスーパーの前で警官に射殺され、歩道に倒れているのが目撃された。「自動小銃を持って走っていた。撃たれるところを見た」。近くにいた人は顔をしかめた。

 片側5車線の広大な通りは車道、歩道とも深夜まで封鎖。数百台の警察車両や警備当局のヘリコプターが駆け付け、爆発物処理班は容疑者が乗り捨てた車や付近のビルなどを厳重に点検した。

 ビルから出てきた会社員は「頭の上に手を組め」と警官に指示され、手荷物などのチェックを受けた。近くのレストランの経営者は地元テレビに「日曜に大統領選の第1回投票を控えているというのに、こんなことでは何が起きるか、不安でならない」と話した。

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