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世界最大の「闇サイト」閉鎖 米欧アジア当局が協力
2017-07-21 12:27:17   From:日経   コメント:0 クリック:

 米司法省は20日、欧州やアジアの司法当局と協力し、世界最大の闇サイト「アルファベイ」の運用者の拘束や設備の押収を通じ、同サイトを閉鎖に追い込んだと発表した。各国に20万人の会員と4万人の売り手がいたとされ、違法薬物や銃器、不正入手した個人情報やコンピューターウイルスなどが大量に売買されていた。

 「ダークウェブ」などと呼ばれるインターネット上の闇サイトは世界的に拡大しているとされ、様々な犯罪の温床となっている。米司法省は今回の摘発に向け、英国、フランス、オランダ、カナダ、タイの当局や欧州警察機構(ユーロポール)と協力し、摘発につなげた。

 セッションズ司法長官は声明で「闇サイトであっても隠れる場所はない。我々は犯罪者がどこにいても捜しだす」と徹底捜査を宣言した。オランダの警察当局も同日、別の有力闇サイト「ハンザマーケット」を摘発したと発表しており、国際連携が進みつつある。

 アルファベイの運営は2年以上前に始まり、閉鎖直前には違法薬物や有毒物質が25万件、個人情報やコンピューターウイルスなどが10万件超、それぞれ掲載されていた。利用者の発信元を隠す特殊なソフトを通さないと接続できず、決済も匿名性の高いビットコインなどの仮想通貨が使われていた。資金洗浄にも利用されていた疑いが濃いという。

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