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米乱射事件、FBIに批判集中 情報提供生かせず
2018-02-17 16:00:52   From:日経   コメント:0 クリック:

米南部フロリダ州パークランドの高校で14日に起きた銃乱射事件で、連邦捜査局(FBI)は16日、計画殺人などの容疑で訴追されたニコラス・クルーズ容疑者(19)が先月の時点で事件を起こす兆候があるとの情報を得ていたにもかかわらず、適正な捜査を怠っていたと明らかにした。FBIの対応に各方面から批判が集まっている。
米南部フロリダ州の高校で起きた銃乱射事件の犠牲者を悼む人々(16日)=ロイター
 

米南部フロリダ州の高校で起きた銃乱射事件の犠牲者を悼む人々(16日)=ロイター

 FBIは情報提供を生かせなかった経緯について内部調査を開始した。フロリダ州のスコット知事は捜査怠慢を重大視し、FBIのレイ長官の辞任を求めた。

 FBIの発表によると、クルーズ容疑者を知る人物が1月5日、容疑者が銃を所持し、人を殺そうとしているとFBIの情報提供窓口に通報した。クルーズ容疑者はソーシャルメディア上で不穏な内容の投稿をしており、情報提供者は容疑者が学校を銃撃する恐れがあるとも伝えていた。

 この情報は捜査を担当するフロリダ州のFBI支部に伝達すべき内容だったが、共有されなかった。

 FBIは昨年にも、容疑者と同姓同名の人物が動画投稿サイト「ユーチューブ」に「プロの学校銃撃犯になる」と投稿していたことを把握したが、投稿した人物は特定できなかった。

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