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要人訪中観測、北京の厳戒態勢続く 正恩氏か妹か
2018-03-27 13:00:53   From:日経   コメント:0 クリック:

北朝鮮の要人を乗せたとみられる特別列車が前日に到着した北京では27日、ものものしい警戒態勢が続いた。中国を訪問した要人は金正恩(キム・ジョンウン)委員長や妹の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党第1副部長らではないかとの観測が強まっている。
厳戒態勢を敷く釣魚台迎賓館の正門前(27日、北京)
 

厳戒態勢を敷く釣魚台迎賓館の正門前(27日、北京)

 北朝鮮の要人が宿泊しているとみられる北京市内の釣魚台迎賓館は27日朝、周囲を取り囲むように大勢の警察官や車両を配備した。複数の外交筋は金正恩氏か金与正氏が訪中したとの見方を示した。

 関係筋によると要人が乗った特別列車は鴨緑江を越えて中国側の遼寧省丹東に入り、北京には26日午後に到着した。その間、丹東駅や北京駅も厳戒態勢だったという。

 北京市内では、海外要人との接見に使う人民大会堂の周辺にも複数の特別警察車両が待機。インターネット上では、26日夜に数十台の車列が北京の目抜き通りを走り、迎賓館に入る様子を映した映像が出回った。27日午前には、迎賓館から要人を乗せたとみられる車列が出発した。

 仮に、金正恩氏や金与正氏が訪中している場合、滞在中に中国側要人と会談する可能性が高い。5月までに開く予定の南北、米朝首脳会談に関して協議し、冷え込んだ中朝関係の改善を探るとみられる。金正恩氏が訪中していれば、2012年に最高指導者に就いて以来、初の外遊となる。

 ただ、韓国大統領府関係者は27日、「誰が訪中したかはわからない」と確認を避けた。聯合ニュースも訪中観測を巡り「分析は割れている」と指摘。北朝鮮に有利な交渉環境を整えるため「幹部が訪中する可能性は少なくないとの見方がある」としつつも、高所恐怖症で航空便を避けた金正日氏と異なり、金正恩氏が「あえて特別列車を利用する必要はない」との見方を示した。

 米国のシャー大統領副報道官は26日の記者会見で、金正恩氏が中国・北京を訪問した可能性について「確認できない。正しいかどうか分からない」と述べた。一方、米ブルームバーグ通信は26日、関係者3人の話として金正恩氏が北京を訪問したと確定的に伝えた。

 北朝鮮メディアは3月6日、金正恩氏が韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使団と前日に面会したと報じて以降、金正恩氏の動静を約3週間伝えていない。韓国統一省報道官は26日、「(北朝鮮が)首脳会談の準備を進めるためではないか」と解説していた。

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