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日米「合同統合部隊の設置を」、米有識者グループが提言
2018-10-04 11:35:38   From:日経   コメント:0 クリック:

米国のアーミテージ元国務副長官やナイ・ハーバード大教授ら超党派の有識者グループは3日、日米同盟の強化に向けた報告書を発表した。中国や北朝鮮など同盟にとっての脅威は増していると指摘。西太平洋における有事に機動的に対応するため「合同統合任務部隊」の創設を提言した。

報告書では、トランプ政権の誕生によって日米同盟の先行きに不透明さが増しているとしながらも、その重要性はかつてなく増していると指摘。同盟強化の具体策を列挙した。

合同統合任務部隊は台湾や南シナ海、東シナ海での万が一の緊急事態に備える目的だ。このほか日米による日本国内の基地の共同運用も提案。中国の広域経済圏構想「一帯一路」に対抗するため「日米同盟が魅力的な選択肢を提示する必要がある」とし、現地の労働力を活用したり環境にも配慮したりする地域でのファンド創設を提言した。

北朝鮮に関しては、核兵器や弾道ミサイルが「日米韓にとって脅威なのは変わらない」と強調。3カ国による合同演習の強化を提案した。

アーミテージ、ナイ両氏らは2000年、07年、12年にも日米同盟に関する報告書を提言してきた。

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