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日中、海上捜索協定に署名へ 偶発的な衝突避ける狙い
2018-10-15 12:54:23   From:朝日新聞   コメント:0 クリック:

 日中両政府は安倍晋三首相の訪中に合わせ、両国の周辺海域での遭難や救助に関するルールを定めた「日中海上捜索・救助(SAR)協定」に署名する方針を固めた。沖縄県尖閣諸島をめぐる問題などで対立する海域での活動をルール化することで、偶発的な衝突を避ける狙いもある。

 菅義偉官房長官は15日午前の記者会見で、中国とのSAR協定について「現在、署名に向けて最終調整している」と述べた。

 現在、東シナ海を含む両国の周辺海域で遭難などの事案が発生した場合、海上保安庁と中国の海洋当局が連絡を取り合って対応する仕組みになっている。こうした運用はSAR協定でも維持。尖閣諸島を巡る立場の違いに配慮し、担当海域は明示しない方針だ。関係者は「明文化することで関係改善をアピールしたい」と話す。

 SAR協定は2011年に原則合意したが、翌年の尖閣諸島の国有化に中国が反発したことなどから署名に至らず、その後も両国間で調整が続いていた。

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