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日本の「超音速滑空弾」、弾道ミサイルを上回る脅威に
2018-11-01 12:50:53   From:チャイナネット   コメント:0 クリック:

 日本が「超音速滑空弾」を開発中という情報がこのほど、西側メディアから注目を集めている。日本はこの「離島防衛」に使用するという先端兵器に関する情報開示に消極的だが、この武器が本質的に、現在話題になっているブースター・滑空型極超音速ミサイルである可能性が高い。

 

 「超音速滑空弾」、7年前倒しで配備へ

 

 29日付星条旗新聞は、「中国が領有権を主張する離島を防衛するため、日本が超音速滑空弾を開発中」と題した記事の中で、次のように伝えた。

 

 日本の防衛省は本紙のインタビューに応じた際に、日本は離島防衛に用いる超音速滑空弾を開発中で、この離島には「中国と係争中の東中国海の島嶼」が含まれると答えた。防衛省は、これらの武器(以前は高速滑空弾と呼ばれていた)は付近の島嶼から発射することで、離島への攻撃を阻止できるとした。「ミサイルで迎撃される可能性は低いはずだ」

 

 同記事によると、防衛省はこの先端兵器の研究が今年より始まっており、2025年3月に試験的な生産段階に入り、2026年3月に配備される見通しとした。これは当初の計画を7年も前倒ししている。しかし防衛省の広報担当者は「同プロジェクトは順調に進んでおり、日本の防衛の需要を満たすことができる」と話した。日本は2019年度、「超音速滑空弾」プロジェクトに1億2330万ドルの研究費を支給する。開発費は合計で6億590万ドルにのぼる見通しだ。この武器がどこに、どの部隊に配備されるのかは不明だ。

 

 本質的には極超音速ミサイル

 

 環球時報のインタビューに応じた中国人専門家は、「海外メディアの報道によると、日本のこの新型武器は典型的なブースター・滑空型ミサイルで、その射程距離が350−500キロならば、最高速度はマッハ5以上に達する可能性がある。言い換えるならば、国際基準に基づくと、これはブースター・滑空型極超音速ミサイルになる」と指摘した。

 

 言葉遊びで本質を隠す

 

 専門家は「日本側はこの武器の名称に苦心惨憺している。最初は高速滑空弾と称していたが、後に超音速滑空弾と改名した。これは名称でミサイルの特徴を暴露し、あまりにも早く海外の注意を引き起こすのを回避するためだ。しかしこの隠蔽しようとするやり方は、その動機への疑いを深めている」と話した。

 

 多くの西側メディアは防衛省の発表を引用し、この「爆弾」は「離島防衛」に用いられると称している。しかしこれは事実上、典型的な攻撃目的の武器だ。韓国の「玄武」弾道ミサイル、朝鮮の射程距離の近いミサイルよりも先進的で、迎撃がさらに困難だ。このミサイルを用いて「離島防衛」するというが、これは攻撃的な本質を覆い隠すために過ぎない。専門家は「日本によるこの極超音速武器の開発には、技術上の制限がない。日本には固体燃料ロケットエンジンの豊富な開発経験があり、極超音速空気力学・飛行機の経験も蓄積している。技術的に見ると、日本はより大型で高速で射程距離が長いブースター・滑空型極超音速ミサイルを開発する能力を完全に持っており、周辺諸国の脅威となる」と判断した。

 

 海外メディアも、この武器が地域情勢の不安定を引き起こすことを懸念している。星条旗新聞は、日本は自衛隊しか保有しておらず、憲法で進攻が禁止されているが、この武器の長い射程距離は隣国の懸念を引き起こすと伝えた。ジャパン・タイムズは、射程距離が長いため、滑空弾及び日本が計画する長距離巡航ミサイルは、攻撃性を持つと見なされる恐れがあると報じた。ナショナル・インタレストは、日本が中国やロシアの近隣であることを考えると、「懸念を引き起こす」という描写は軽すぎると判断した。「中露は日本と領土問題を抱えており、滑空弾の発射をより強力な武器の発射と勘違いする可能性がある」

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