米加州山火事、31人死亡 東京都の半分焼失 30万人避難、安否不明も
2018-11-12 16:00:27 From:日経 コメント:0 クリック:
米西部カリフォルニア州で多発する大規模な山火事は11日も強風にあおられて火勢はおさまらず、焼失面積は合計で東京都の約半分の千平方キロに上り、少なくとも31人の死亡が確認された。地元当局が発表した。米メディアによると、約30万人が避難したが、被害はさらに広がりそうだ。
サンフランシスコ北方のビュート郡パラダイスでは連絡がとれない人を含め約230人が安否不明となっている。同州で過去最悪規模の山火事となり、ブラウン州知事は11日、トランプ大統領に緊急支援を要請した。
被害を広げているのはビュート郡の火事と、ロサンゼルス郊外ベンチュラ郡周辺の2つの計3つの山火事。死者の内訳はビュート郡で29人、ベンチュラ郡に隣接するマリブ市で2人。8千人以上の消防隊員らが消火作業に当たっている。
ビュート郡では住宅など6700以上の建物が被害を受け、同州で最も壊滅的な被害をもたらした火事となった。
ベンチュラ郡の山火事は太平洋に面し、多くの芸能人が住んでいることで知られるマリブ市などにも拡大。女優ジュリア・ロバーツさんらが避難したと伝えられている。サンフランシスコや、ハリウッドなどロサンゼルスでも山火事による大気汚染で視界不良などの影響が出た。
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