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インドが火星探査を開始、中国は今後どう出るか?
2014-09-26 11:04:54   From:チャイナネット   コメント:0 クリック:

インドの「マンガリヤーン」火星探査機が24日に軌道投入され、インドはアジアで初めて探査機を火星周回軌道に投入した国になった。古い印象

インドの「マンガリヤーン」火星探査機が24日に軌道投入され、インドはアジアで初めて探査機を火星周回軌道に投入した国になった。古い印象によると、インドの宇宙技術は日本や中国に遠く及ばないが、アジア一ではないインドがこれを初めて実現できたのはなぜだろうか?火星探査はどのような技術問題を解決しなければならないのだろうか、2022年に宇宙ステーションの建設を予定している中国に火星探査の実力はあるのだろうか?

インドがアジアの火星探査先駆者に

中国の宇宙事業専門家は24日、環球時報の記者に対して、「この結果は技術的な差によるものではない。火星探査に取り組むインドには政治的な狙いがあり、宇宙事業のアジア一を実現する必要があった」と指摘した。インドは衛星、月探査、有人宇宙飛行でアジア一を実現しておらず、有人宇宙飛行の空白を埋めていない。ゆえに今回の火星探査で、アジア一を争奪する必要があった。今回の火星探査は一つの空白を見つけることに心血を注ぎ、技術的に大きなリスクを犯した。インドはロケットの推力が不足しているが、地球を20数日周回することで加速し、フリスビーを投げるようにして火星周回軌道に乗った。現状を見る限り、インドは軌道の設定、地球から火星周回軌道への移動、制御・通信に成功しており、今後は科学目標の達成状況を見なければならない。

中日印というアジア3大宇宙事業大国において、インドの実力は3番手と分析されている。インドが初めて火星周回軌道に投入できたのは、インドがこの実力をつけているからだ。インドは爪先立ちをし、欧州宇宙機関からの支援を受けた。もう一つの重要な原因は、各国の深宇宙探査の異なる方針だ。中国は近くから遠くへ、容易な所から難しい所へと、順序に基づき徐々に前進する原則を持っている。ロシアのロケットで打ち上げられた火星探査機が、ロケットの墜落により破壊されると、中国は月探査に集中した。インドは全面的に網を張り、網にかかれば儲けものと考えているようだ。日本も火星探査機を発射したことがあるが、運が悪かったのか、任務は失敗に終わった。インドの火星探査機はシンプルなもので、重量は1.35トンで大きさは冷蔵庫並だ。インドの火星探査機は、4台の科学研究設備と1台のカメラしか搭載されていない。システム全体がシンプルで、故障が発生する確率も低い。

中国の火星探査は問題ゼロ

有人宇宙飛行と月探査で多くの「ナンバーワン」を創造した中国には、火星探査の能力があるのだろうか?中国ロケット技術研究院ロケットシリーズ総設計士の龍楽豪氏は、「ロケット、探査機、制御のいずれの条件から見ても、中国の火星探査には何の問題もない」と指摘した。「長征3号乙」ロケットの積載量は、インドが同探査機の発射に使用した極軌道打ち上げロケット(PSLV)をはるかに上回る。間もなく開発される長征5号は、地球付近の小惑星、金星、木星の周回が可能で、火星の無人着陸と探査を支援できる。宇宙監視ネットワークを見ると、中国はアンテナの直径が35メートルに達するカシュガル基地、64メートルのチャムス基地を設置しており、ブラジルと協力し海外の地上基地建設を進めている。

中国航天科工集団第二研究院研究員の楊宇光氏は、「月探査機の嫦娥2号は月探査後に離陸し、地球から1億キロ離れることに成功した。これは未来の火星探査の制御の基礎を固めている。宇宙船の自動制御の面で、嫦娥2号の自動着陸は中国の宇宙事業がこの実力を持っていることを十分に証明した」と指摘した。

中国の宇宙事業は、火星探査の独自の計画を持っている。嫦娥2号・3号の総指揮顧問、総設計士の葉培建氏は政治協商会議で、中国は火星探査計画を早急に展開すべきと呼びかけている。葉氏は、「中国の宇宙事業の科学研究チームは、火星探査に関しても周回・着陸・帰還の3ステップの案を練っている。現在の技術ならば、周回と着陸を一気に行うことが可能だ」と述べた。

しかし一部の専門家は、「中国は火星探査ができるが、これはインドの成功だけが理由ではない。中国の深宇宙探査は、自国の需要とリズムに基づくべきで、他国にペースを乱されるべきではない。中国の宇宙事業の成果は、火星探査によって証明する必要はない」と話した。

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