中国語  日本語
ホーム > 国際 > 記事全文

4つの原則的共通認識、中日関係打開の必要条件提示
2014-11-10 09:21:53   From:人民網日本語版   コメント:0 クリック:

楊潔チ国務委員が7日、訪中した日本国家安全保障局の谷内正太郎局長と会談した。双方は、中日関係の処理と改善に向けた4つの原則的共通認識
楊潔チ国務委員が7日、訪中した日本国家安全保障局の谷内正太郎局長と会談した。双方は、中日関係の処理と改善に向けた4つの原則的共通認識を達成した。人民網記者はこれについて、多くの専門家を取材し、現在の中日双方の外交関係における4つの原則的共通認識の意義を探った。

(1)4つの原則的共通認識のうち最大の見どころは何か

▽解説者:高洪(中国社会科学院日本研究所副所長) 

今回、中日両国が達成した4つの原則的共通認識は、両国が関係の谷間から一歩ずつ抜け出すための必要条件を提示し、両国関係が良好な発展の軌道に乗る可能性を切り開いた。最も重要な見どころは、中日両国が釣魚島と東中国海において主権争いを持っていることを、両国が文書の形で初めて言明したこと。双方に異なる主張が存在していることが確認されたことは非常に重要だ。 

中日両国の外交関係史においては、釣魚島の主権争いが一貫して存在してきたが、これまでは黙約と共通認識という形を取ってきた。日本の政治家はしばしば、健全とは言い難い発想で故意に外交交渉の歴史を歪め、双方に黙約があったことを認めず、共通認識があったことを否定してきた。今回の4つの原則的共通認識においては、両国関係に東中国海海域において争いがあることがはっきりと明文化された。表現としては双方が受け入れられる方式を取ったが、その全体としての精神は、「異なる主張が存在する」という基本的な事実を双方が確認するものとなった。

(2)4つの原則的な共通認識のうち、「歴史を正視し、未来に向かう」という表現は何を意味しているか

▽解説者:曲星(中国国際問題研究院院長) 

4つの原則的共通認識の2番目に書かれていることは、事実上、双方が歴史の問題にいかに向き合うかという問題だ。ここにははっきりと、「歴史を正視し、未来に向かう」と書かれている。「正視」という言葉が示しているのは、日本が歴史的に侵略戦争を行ったことを正視する必要があるということだ。 

もう一つ重要なのは、「両国関係に影響する政治的障害の克服について双方が共通認識に達成した」という点だ。歴史の分野で、双方の関係発展の政治的な障害として最も際立っているのは、事実上、日本の首脳の靖国神社参拝という問題だ。原文にははっきりと書かれていないものの、論理的には非常にはっきりとしている。つまり、中日関係の発展を進め、政治的障害を克服するためには、靖国神社の問題に関して日本は正しい行動を取らなければならないということだ。 

共通認識の4点目は、「各種の多国間・二国間のチャンネルを活用して政治・外交・安全対話を一歩ずつ再開する」と中日関係の未来を語る内容となっている。4つの共通認識はそれぞれ「土台」「歴史」「現実」「未来」という4つの面から中日関係を規定し、論理的に進んでいく関係となっている。まずは土台を共有し、次に歴史問題を適切に処理し、それから現実に存在する問題を適切に解決することで初めて未来に希望が開けるということだ。
  (3)4つの原則的共通認識はなぜ、政治・外交・安全対話を「一歩ずつ再開させる」としているのか

▽解説者:楊伯江(中国社会科学院日本研究所副所長) 

中日両国の対話がいかなる原因や影響によって中断したかという背景は振り返るに値する。日本側がまず「島の購入」という行動を一方的に取り、さらに日本の首脳が靖国神社参拝という行動に出たことで、中日双方の対話は中断された。両国関係を回復しようと言ったところですぐに実現することはできないし、日本側の出方にも左右される。様子を見ながら進め、進めながら様子を見、評価をしながら次の行動を進めていかなければならない。中日関係はもともと複雑で、両国は相互に依存すると同時に、根深い矛盾を抱えている。すぐに解決できる問題ではない。

(4)4つの原則的共通認識の形成に続く次の一歩として、双方はどのような行動を取るべきか

▽解説者:曲星(中国国際問題研究院院長) 

共通認識達成後は、いかにそれを尊重するかということが根幹となる。国交正常化40年余りの中で、中日両国は関係発展において幾度となく波風を越えてきた。波風の原因は常に、中日両国の国交正常化における基本原則に日本側が背いたことにあった。波風が立つと、双方はいずれも、一連の駆け引き、さらには闘争を繰り広げ、解決を実現してきた。互いに了解した解決案が守られれば、両国関係は前進し続けることができるが、どちらかが問題を蒸し返せば、両国関係には大きなトラブルがもたらされることになる。そのため4つの共通認識を遵守し、これを行動に移すことができるか否かが鍵となる。もちろん今回の共通認識で使われた言葉はどれも間接的なニュアンスが強く、最も敏感な若干の問題についてはっきりと直接的な表現を取っていない。この事実は何を意味しているか。両国関係の発展や歴史的に残されてきた問題の解決は、ゆっくりとした長期的な過程となる可能性が高く、すぐに解決することはできないということである。 

冷戦を通じて、侵略戦争の歴史に対する日本社会の認識には事実上、(中国との)大きな違いがある。さらに歴史的な原因から、戦後処理の問題を扱ったサンフランシスコ会議に中国は出席せず、釣魚島は米国の管轄下に置かれた。米国はこれを日本に引き渡したため、日本の庶民の多くが、(釣魚島は)日本のものだというイメージを抱いている。そのため双方関係の回復はゆっくりとした過程とならざるを得ない。だが今回重要なのは、矛盾をコントロールするという共通認識が形成されたことだ。矛盾が存在し、それを今すぐに解決することができなくても、少なくともこれを悪化させ続けてはならないという立場が共有されたことは非常に重要だ。

熱に関連する単語の検索:中日

前の記事:「相互連結パートナーシップ対話会議」が共同宣言
次の記事:外交部の王毅部長と日本の岸田文雄外相が会談

分享到: 收藏