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カナダがAIIB加入を検討、米日はG7で「仲間はずれ」に
2015-03-26 09:36:03   From:中国網日本語版   コメント:0 クリック:

アジアインフラ投資銀行(AIIB)創設メンバー国の資格申請は、今月31日で締め切りとなる。各国は「最終列車」に乗り遅れぬよう、駆け足で道
アジアインフラ投資銀行(AIIB)創設メンバー国の資格申請は、今月31日で締め切りとなる。各国は「最終列車」に乗り遅れぬよう、駆け足で道を急いでいる。カナダ財務省の報道官は23日、カナダがAIIBへの加入を検討中と表明した。これによりAIIB創設メンバー国になる意向を示した国は33カ国に達し、AIIBと距離を置くG7加盟国は米国と日本のみとなった。

カナダのテレビ局は、「米国はカナダ最大の貿易相手国だが、カナダは近年、アジア太平洋市場の開拓に力を入れ、市場の多元化を実現しようとしている。ハーパー政権は中国との経済・貿易関係の発展を重視し続けている。カナダの金融・投資体制は英国に近い。英国とオーストラリアの動向は、カナダに大きな影響を及ぼす。カナダもAIIBに加入した場合、米国主導のG7のうち、米日のみが仲間はずれになる」と報じた。

カナダ紙『グローブ・アンド・メール』は、「米国は不快に思うかもしれないが、中国の多国籍銀行には我々が支持する価値がある。インドネシアの港湾、もしくはインドの2都市間を結ぶ道路を利用したことのある人ならば、何がアジアの当面の急務であるかを理解しているはずだ。それならば、なぜ中国のAIIBに大げさに驚く必要があるのだろうか?AIIBは資金を調達し、数十億人に利益をもたらす機関だ」と伝えた。
  日本は24日、新たな姿勢を示した。麻生太郎財務相は同日の記者会見で、「加入はやや困難だ」と述べた。テレビ朝日は麻生財務相の発言を引用し、「日本はAIIB加入に極めて慎重な立場をとっている」と報じた。日本経済新聞は23日の社説で、日本にアジアの大勢を読むよう促した。「加入しようがしまいが、AIIBはそこにある。日本は拒絶する態度を取り続けるべきではない」

ドイツの財政・経済情報サイトは24日、「中国の高速列車に便乗」と題した記事の中で、「欧州の一部の国がAIIBに加入するのは、一時的な思いつきなどではない。世界経済の秩序に、変化が生じているのだ。未来の世界一の経済大国は中国だ。中国は世界で成長率が最も高い国であり、巨額の外貨と広大な市場を手にしている」と指摘した。

ドイツ語新聞『ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング』は、「中国が世界に溶け込む」と題する記事の中で、スイス連邦副大統領兼経済相のシュナイダー・アマン氏の発言を引用し、「中国がAIIBの設立を主導するのは、国際社会に対する責任である。各国が相次いで加入を表明しているのは、中国に対する承認を意味する」と報じた。

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