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北朝鮮、核開発の進展誇示
2016-05-07 10:42:02   From:日本経済新聞   コメント:0 クリック:

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は6日から始まった第7回朝鮮労働党大会で開会の辞を述べた。
【平壌=峯岸博】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は6日から始まった第7回朝鮮労働党大会で開会の辞を述べた。1月の「水爆実験」や2月の事実上の長距離弾道ミサイル発射を自賛。「尊厳と国力を最上の境地で輝かせた」と核開発の進展を誇示した。
6日、朝鮮中央テレビが放映した、党大会で発言する金第1書記=AP

6日、朝鮮中央テレビが放映した、党大会で発言する金第1書記=AP

 大会は7日も続き、核開発や経済政策などの方針を示すとみられる。

 朝鮮中央テレビは6日午後10時(日本時間同10半)から開会の辞の様子を伝えた。正恩氏が灰色のスーツを着てひな壇中央に立ち、約14分間話す様子を録画で放送した。正恩氏のスーツ姿は珍しい。正恩氏は今回の党大会が「党の強化、発展と社会主義の偉業達成のための闘いで新たな里程標を築く歴史的な契機になる」とも強調した。約3500人の代表者が出席したと紹介した。

 党大会は労働党の最高指導機関。1980年以来36年ぶりとなる今回の議題は5件だ。「党中央委員会の活動総括」や「党規約改正」のほか「金正恩氏を党の最高位に推戴すること」が採択された。正恩氏をあらためて最高指導者と確認したり、第1書記に代わる新たな肩書を用意したりする可能性がある。「党中央指導機関の選出」では党幹部の若返りが進むとの見方がある。

 ひな壇では正恩氏の向かって左隣に金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長、右隣に朝鮮人民軍の黄炳瑞(ファン・ビョンソ)総政治局長が座った。


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