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ドラマも放送!10分でわかる20世紀最大の未解決事件「三億円事件」
2016-06-25 13:47:43   From:まとめ   コメント:0 クリック:

■福士蒼汰主演で放送のドラマ『モンタージュ 三億円事件奇譚』

前編: 2016年6月25日(土) 21:00~23:10 放送
後編:2016年6月26日(日) 21:00~23:09放送

フジテレビが、2016年放送の「超大型スペシャルドラマ」を制作することが明らかになった。

2009年の長崎を舞台に、高校3年生の鳴海大和(福士さん)と幼馴染みの小田切未来(芳根さん)が、昭和最大の未解決事件・三億円事件という大きな渦に巻き込まれ、軍艦島に隠された三億円の謎や事件の真相に迫っていく。

「三億円事件」の真相や父親の死の謎を追い求めていく大和や未来の活躍を描く現代パートだけでなく、「三億円事件」が発生した1968年当時の物語も濃密に描かれる。

同作は、2010年から2015年まで、「週刊ヤングマガジン」で連載されていた『モンタージュ 三億円事件奇譚 SINCE 1968.12.10』が原作

さらに、世界遺産登録後初の映像作品の撮影となった、長崎・軍艦島でのロケも敢行。福士は「建物だけを見ると廃虚なんですけど、降り立った時にすごく魅力的な美しさとか、おどろおどろしさとか、そこに住んでいた人たちの感情とかを、一気にドッと感じました」と、独特な雰囲気に衝撃を受けたことを話した。

■物語のテーマは20世紀最大の未解決事件「三億円事件」

1986年に起きた「有楽町三億円事件」とは別の事件です。

東京都府中市で1968年12月10日に発生した、窃盗事件である。

昭和50年、12月10日。
7年間の捜査もむなしく、三億円事件は時効を迎えた。

民事時効は1988年成立

■事件発生の経緯

中には爆破予告という過激なものも

事件の半年程度前となる1968年の春から夏頃、府中市の多磨農業共同組合を標的とした脅迫状や電話が5件寄せられていた

1968年(昭和43年)12月6日、日本信託銀行(後の三菱UFJ信託銀行)国分寺支店長宛に脅迫状が届く。翌7日午後5時までに指定の場所に300万円を女性行員に持ってこさせないと、支店長宅を爆破するというものであった。当日、警察官約50名が指定の場所に張り込んだが、犯人は現れなかった。

犯人はB型?

銀行に送りつけられていた脅迫状の切手に唾液の痕跡があり、痕跡からB型の血液型が検出されている。また、脅迫状は雑誌の切り貼りで文字を作っていたが、その雑誌が発炎筒の巻紙に使われた雑誌と完全一致したことから、脅迫状を送った犯人と現金強奪犯が同じであることが明らかになった。

■犯人不明のまま4日後に事件発生

4日後、12月10日午前9時30分頃、日本信託銀行国分寺支店(現存せず)から東京芝浦電気(現・東芝)府中工場へ、工場従業員のボーナス約3億円(正確には2億9430万7500円)分が入ったジュラルミンのトランク3個を、輸送中の現金輸送車(セドリック)が、府中刑務所裏の府中市栄町、学園通りと通称される通りに差し掛かった。

輸送車が府中刑務所北側の路上に差し掛かったあたりで、一台の白バイが近づく。
白バイ隊員は車の前方にまわり、現金輸送車を止めた。

事件を知らなくてもモンタージュ写真を見たことがある人も多いのではないでしょうか。

この写真は容疑者の少年に似ている故人(遺族に無許可⇒抗議の末に後にやむをえず承諾)でヘルメットを被せて使用されていたとのこと。

現金輸送車の運転手が窓を開け「どうしたのか」と聞くと、「貴方の銀行の巣鴨支店長宅が爆破され、この輸送車にもダイナマイトが仕掛けられているという連絡があったので調べさせてくれ」と言って行員を輸送車から降ろさせた。

「昨日車のカギはちゃんとかけたからそんなものがあるはずありません」と答えると、
警官は「じゃあ車の下かもしれない」と言って車の後ろにまわり・・・

事件発生前の脅迫状の件もあったので、当時の行員には冷静な判断は難しかったのかもしれませんね

偽白バイ警察官は車の下にもぐり込んだ後、叫び声が響いた。
「爆発スルゾ!」
発炎筒を焚いた犯人は、銀行員4人に対して車外へ避難するよう促すと、運転席に乗り込み3億円を積んだ車ごと走り去った。
わずか3分間の犯行・・・。

2分と記載するサイトもカップラーメンすら出来ない時間。。。

乗り捨てられた白バイが偽モノであることに気付いたのは、それからしばらく経ってからである。だが、すでに犯人の姿は煙のごとく消えていた。

当時の行員4人は車を遠くによけてくれていると思い、離れて場所で見ていた

■この事件で損をしたのは…

海外の保険会社だけ?

銀行や現金輸送の会社は現金・有価証券用の盗難保険を付けているということです。

3億円のボーナスを盗まれた東芝はただちに保険会社が補てんし、実際の損害はなし。

暴力も振るっていなにのでけが人もなし

その保険会社も海外の損保会社に補償され、国内では金銭的損失を被った者がいない。

直接的に国内で金銭的損失を被った者がいなかったという認識から、及び被害金額2億9430万7500円の語呂から、“憎しみのない強盗”のあだ名もある。

▼当時の損害は無かったが日本企業全体のダメージは大きい

しかし被害があれば再保険の保険料金が高くなります。
外国の保険会社が日本の危機対策に不信感を持てば日本中の会社が払う保険料金が値上げされます。

■「三億円事件」が世の中に与えた影響

正確には、振込みが普及し始めたのは、CD機の普及と平行して1970年代。

この三億円事件が世の中に大きな影響を与えた事があります。現在、給料というのは銀行振り込みがほとんどですが、そうなったキッカケがこの三億円事件です。

ただ、一気に変わったわけではなく、大手企業や会社に理解のある労働組合を持つから徐々に変わっていったようです。

■因みに、その奇抜さから数々のドラマや映画の題材にも

・リチャード・ウー(原作)
・コウノコウジ(作画)

※2013年10月にはTOKIOの長瀬智也主演でドラマも放送

日本中を震撼させた、昭和43年の「三億円事件」の真相にたどりつくため、極悪ながらも信念を背負って闇と対峙する。 未解決事件で終了したこの事件の三億円の在り処はどこなのか。

・中原みすずの同名小説を映画化
・監督:塙幸成
脚本:塙幸成・市川はるみ・鴨川哲郎

主演は宮﨑あおい

実行犯が18歳の女子高生という大胆不敵な設定の中、迷宮入りとなった事件の真相を主人公自らが語り明かす。

・2014年1月18日放送
・原作は松本清張の短編小説

※主演は田村正和

1975年、公訴時効が成立した三億円事件。しかし、被害額の3分の2を支払ったアメリカの保険会社が、その金額を賠償させるため、敗戦をきっかけに日本を捨てた日本人査定部長・武田(田村)を日本に送り、真相を解明しようというストーリー。

※ここであげたのは比較的最近の作品ばかり、過去にも多数の名作が

ここまであげた以外にも、小説や映像作品で三億円事件をとりあげた作品は枚挙にいとまがない。

これだけ犯人の配役がバラエティに富んでいるのは、事件が未解決であり犯人像も明確に定まっていないからこそだろう。


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