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『君の名は。』が大ヒット、新海監督が「ポスト宮﨑駿」に?
2016-10-03 15:25:10   From:チャイナネット   コメント:0 クリック:

。新海誠監督は宮﨑駿監督に続き、日本で2番目に100億円超えを果たしたアニメ監督となった。本作は『スター・ウォーズ フォースの覚醒』を抜き、今年一番の大ヒット作になりそうだ。

アニメーション映画『君の名は。』は8月26日の公開から28日間で興行収入が100億円を突破した。新海誠監督は宮﨑駿監督に続き、日本で2番目に100億円超えを果たしたアニメ監督となった。本作は『スター・ウォーズ フォースの覚醒』を抜き、今年一番の大ヒット作になりそうだ。

・大規模な制作にチャレンジ、有名人を声優に

新海監督はこの6作目で、初めて「製作委員会方式」により映画を制作した。従来の「低コスト、小規模」を打破し、公開館数を前作『言の葉の庭』の全国23館から300館に拡大した。また映画公開前に、海外の動画サイトで専門チャンネルを開設し、作品をPRした。映画の小説版も先行発売され、9月20日までに102万9000部を記録している。この積極的な宣伝は、新海監督にとって初と言える。

東宝は『ドラえもん』、『名探偵コナン』などで手堅く興行収入を叩き出すと、『君の名は。』『シン・ゴジラ』という夏のブラックホースにより勢いに乗った。東宝が9月27日に発表した情報によると、この2作品の大ヒットにより、2016年3-8月の半年内の収入が、予想を44.1%上回る165億円に達した。

映画の原曲の売上も注目されている。RADWIMPSによるテーマ曲『前前前世』は、Billboard JAPAN アニメチャート「HOT Animation」で7度目のトップを獲得した。声優陣も以前は無名の俳優を起用していたが、今回は神木隆之介や長澤まさみなど有名俳優が重要キャラの声優を担当した。また映画の大ヒットにより、ファンの「聖地巡礼」が流行している。映画の公式サイトは、節度のある「聖地巡礼」を求めている。
 

・一人で監督と作画を担当

『君の名は。』の公開前、邦画興行収入ランキングトップ7のうち、スタジオ・ジブリ作品から5作品が入選していた。1位の『千と千尋の神隠し』は300億円という神話を築いた。宮﨑駿監督が2013年8月に引退を発表してから、「ポスト宮﨑駿」が日本映画界の焦点になっていた。今回の興行収入の奇跡により、新海監督は有力な候補者になった。

新海監督は1973年生まれで、文学部を卒業後にゲーム会社で働き始めた。2002年に『ほしのこえ』で有名になり、一人で監督、脚本、作画、美術、編集などを担当したことで話題になった。『雲のむこう、約束の場所』『秒速5センチメートル』は中国人ファンにも親しまれている。今回は『千と千尋の神隠し』『もののけ姫』などの動画制作を担当した安藤雅司氏を作画監督に招いた。ゲーム制作出身の新海監督は、アニメーションの言語表現から多くを学んだ。新海監督の作品は美しい映像で知られるが、キャラクターとストーリーが弱いとされていた。新海監督も以前の作品について「一部の人のために作っている。大衆よりも、こういった人たちから認められたい」と話したことがある。新海監督は、長編アニメ監督になるため、さらに長い道を歩む必要がある。


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