朝鮮半島で7世紀に制作か、京都 妙伝寺の半跏思惟像
2017-01-14 18:29:11 From:大阪日日新聞 コメント:0 クリック:
京都市左京区八瀬近衛町の妙伝寺は13日、これまで江戸期の作とされてきた本尊「半跏思惟像」(如意輪観音像、高さ約50センチ)について、金属成分の調査により7世紀に朝鮮半島で作られた可能性が高いことが分かったと発表した。
妙伝寺の本尊「半跏思惟像」の顔部分。7世紀に朝鮮半島で作られた可能性が高いことが分かった=13日午後、京都市左京区八瀬近衛町 |
7世紀以前の渡来仏は貴重で、調査に当たった大阪大の藤岡穣教授(東洋美術史)は「韓国の国宝級の仏像と比べても遜色はない。これほど精巧なものは韓国や中国にもないだろう」と評価している。
妙伝寺の青銅製の仏像は、銅約86%、スズ約10%、鉛約2%で、スズと鉛の含有率が、6~7世紀の朝鮮半島の仏像数体と似ていることが判明した。
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