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“映画を語る”新番組『活弁シネマ倶楽部』 『鈴木家の嘘』野尻克己監督&木竜麻生が出演
2018-11-22 11:54:42   From:オリコン    コメント:0 クリック:

映画監督の野尻克己氏と女優の木竜麻生が21日、“映画を語る”新番組『活弁シネマ倶楽部』(後9:00~)に出演した。

“映画を語る”新番組『活弁シネマ倶楽部』 『鈴木家の嘘』野尻克己監督&木竜麻生が出演

『活弁シネマ倶楽部』に出演する(左から)野尻克己監督、木竜麻生

  『活弁シネマ倶楽部』は“映画を語る”楽しさを提供し、映画業界を新たな側面から盛り上げていく番組。第2回となる今回の紹介作品は、監督の実体験をもとにしたストーリーを、豪華キャスティングで撮影した話題作『鈴木家の嘘』から、本作が初監督作品となる野尻克己(のじり・かつみ)と映画界の新星・木竜麻生(きりゅう・まい)が出演。MCには、映画ライターの月永理絵氏を迎えた。

 『鈴木家の嘘』は、突然訪れた長男の死によって巻き起こる家族の混乱と再会を、ユーモアを交えつつ温かく描かれた物語で、野尻監督の劇場映画初監督デビュー作品。鈴木家の家長である父・幸男を岸部一徳、母・悠子を原日出子、ひきこもりの長男・浩一を加瀬亮、長女・富美を木竜が演じる。

 木竜をキャスティングしたことについて、野尻監督は「彼女はすごく正直に生きてきたなって感じがすごいしていて、正直なきれいなところが画面に出るな」といい、「ちょっと汚いものでも受け入れる度量があった」とコメント。一方、木竜は、野尻監督について「嘘がなくて、今ほんとに感じたことをそのまま言ってくれている」「役者のみなさんは(いろんなことを指摘されても)怖いとは思わない」と監督への信頼を語った。

 「現場では役者さんと相談しながらキャラクターらしさを追求する」と語った野尻監督。番組内では、岸部と加瀬の印象的なシーンにも言及し「脚本通りでは演じられない」と現場で岸部と加瀬に告げられた野尻監督は、シーンを変更。「自分の想像を役者さんが上回ってくれた」と2人の演技を賞賛した。

 野尻監督は、木竜の魅力を「役者は心と向き合わないといけない。(木竜は)心を磨き続けている女優なので、これからが楽しみ」と期待。木竜は、野尻監督の魅力を「役者と一緒に闘ってくれる監督。また是非ご一緒したい」と語りかけた。

 番組内では、本作への監督の想いや背景がひも解かれ、実際に演じた役者という視点からも、映画の内容が語られている。今まで、いくつもの作品で描かれてきた「家族」というテーマだが、野尻監督は「映画の中で描かれる“家族”がよくわからなかったからこそ、“家族”の映画を撮りたかった」と話していた。

 野尻監督は、これまで、数々の名作で助監督として活躍。熊切和嘉監督の『海炭市叙景』、大森立嗣監督『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』、石井裕也監督『舟を編む』、橋口亮輔監督『恋人たち』など、チーフ助監督として参加した作品は多数。今作では、自らの体験を基にしたオリジナル脚本をもって、満を持しての監督デビューとなった。

 木竜は、『菊とギロチン』で約2000名の中からヒロイン花菊役に抜てきされ、第31回東京国際映画祭では、輝きを放った若手キャストに送られる「東京ジェムストーン賞」を受賞するなど、映画界の新星の一人として注目を集めている。

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