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国際和合医療学会「第8回ウィメンズ フェステバル」開催
2016-06-10 18:15:06   From:篠原功   コメント:0 クリック:

一般社団法人国際和合医療学会(代表取締役:陰山康成)は、6月8日午後12時半から六行会ホールで「第8回ウィメンズ フェステバル」を開催した。
  
一般社団法人国際和合医療学会
 
「第8回ウィメンズ フェステバル」開催
 
女性の美と健康と社会で羽ばたくために
 
 「女性がより美しく、より健康に、より社会に羽ばたくために応援!」――一般社団法人国際和合医療学会(東京・港区高輪・代表取締役:陰山康成)は、6月8日午後12時半から六行会ホールで「第8回ウィメンズ フェステバル」を開催した。ビューティフルライフアカデミー学長の坂上愛佳さんが司会を務め、一般社団法人酵素フード協会代表理事の錦弘美さん、食事療法士の辻野将之さん、㈱スペクター・コミュニケーションズ代表取締役の京子スペクターさんが講演を行い、最後に国際和合医療学会常任理事で㈱医道メディカル代表取締役の陰山康成さんが総評を行った。


酵素フード協会代表理事の錦弘美さん
 
◆酵素フード協会代表理事の錦弘美さんが『酵素と腸内環境の関係性』
 
 最初に一般社団法人酵素フード協会代表理事の錦弘美さんが『酵素と腸内環境の関係性』と題して講演した。錦さんは21歳で起業し、多くのビジネスを成功させるが、40代で体調を崩し、6年間にわたって闘病生活を続けた。そこで自ら編み出した酵素を取り入れた食生活を実践し、短期間で健康を取り戻した。同時に3ヵ月間で15キロのダイエットに成功した。また、肌も見違えるほど美しくなり、見た目年齢も15歳も若返るという驚異の美と健康を手に入れた。
 そこで酵素を取り入れた食生活を提案、多くの人に役立ちたいと2012年に一般社団法人酵素フード協会を設立。現在、多くのインストラクター育て、女性の健康、美容、経済面などで、さまざまなサポートを行っている。
 錦さんは、講演でまず、腸が美と健康のために重要な役割を果たしていることに言及。その腸が若返りを促す酵素を作っていること。さらに腸が心の状態と深く関係しており、うつ病なども腸内環境と深く関わっていることを指摘した。さらに「睡眠中に腸内で体内消化酵素が働き、成長ホルモンが質の高い睡眠を促し、美と健康、さらにダイエットを促す。その司令塔の役割を果たしているのが酵素である。しかし、腸内環境が悪いと体内の酵素が分泌されない」と語った。
 錦さんは6年間の闘病生活を振り返りながら、「とにかく便秘が酷く、薬に頼る毎日。心の状態はというと、常にイライラしており、スタッフに嫌われていた。そこで食事に発酵食品を取り入れたことにより、便の状態はもちろん、睡眠なども劇的に変わってきた。もちろんイライラもなくなった。そして血流が良くなり、代謝が促され、ダイエットにも成功した。それらすべてが腸を活性化することで、体内酵素の分泌を促したからだ」と、腸内環境と酵素の関係を説明した。
   体内酵素は幼い時は多いが、加齢やライフスタイルによって少なくなる。ちなみに錦さんは、発酵菌をコントロールする特許成分のエンザミンを継続的に飲んでいるという。


食事療法士の辻野将之さん
 
◆食事療法士の辻野将之さんが『内側から美しくする食養生』
 
   次いで食事療法士の辻野将之さんが『内側から美しくする食養生』と題して講演した。辻野さんは鍼灸師、あんまマッサージ指圧師、柔道整復師の国家資格を保持する。そら鍼灸食養治療院院長、宿泊型治療院の星のや竹富島『空色養生』、KIARAリゾート&スパ浜名湖『浜名湖養生』などの企画運営を行う。食と健康の専門家資格である食養生コーディネーターの講師を務める。著書に『からだと心を整える食養生』(技術評論家)などがある。
 辻野さんは、自身が携わっている宿泊型治療院を紹介しながら、「気」について詳細に説明を加えた。「気がある人は生きている人、気がない人は死んでいる人であり、気は血液を巡らせている。気が巡らなくなると死を意味し、体が硬直する。気は食べ物が影響する。添加物は気の流れを悪くする。食べ物は気の流れを良くするものもれば、悪くするものもある」と語った。
 「さらに水の摂取の仕方も大切。多すぎても少なすぎてもいけない。水を取りすぎると、体が重だるくなり、むくみを生じる。風邪がひきやすくなる。つまり水の取り方が気に影響する」と語った。
 次いで辻野さんは呼吸について言及した。「人間は1日に2万回呼吸をしているが、その呼吸が浅いか、深いかが重要。呼吸の仕方が体調に影響する。深呼吸をすると、気の巡りが変わり、体調を整えることができる。また、太陽を浴びることが大切。特に朝日を浴びると気が巡り、エネルギーが取り込める。さらに健康マニアは不健康になりがち。健康に気を遣うあまり、心に負担を掛け過ぎるからだ。いずれにしてもトータルにとらえていくことが大切だ」と語った。
 また、穀物(コメ・豆・麦・雑穀)、野菜(葉・根・果実)、動物(牛・豚・鳥・卵・乳製品)をバランスよく摂取すること。特に穀物は5、野菜は2、動物は1という比率でバランスよく取ることが重要とし、「最近は主食のコメを食べなくなっているが、それが病気の蔓延を促している」と指摘した。また、「50年前の日本人はコメをしっかり食べたことで、現在の長寿を支えている。かつて玄米・胚芽・七分づき米を巡って論争が起きたが、個別にとらえるのではなく、全体をバランスよく丸ごと食べることが重要」と語った。
 さらに「間違えたダイエットはゲッソリとやつれる。しっかり食べて気を巡らせた方が良い」とし、「かつて血脈は骨髄で作られるといわれてきたが、最近、小腸で作られるというのが正しい見解となっている。いずれにしても部分的に見るのではなく、全体観に立って見ること。五臓六腑が健康な人は美しく、心の状態も良好だ」と指摘した。
 また、痩せ体質になる3つの生活習慣として①心に優しく身体に厳しく②毎朝同じ時間に起きる③自然な方を選択する――を挙げ、「起きる時間を整え、心に負担を掛けない。気が巡る規則正しい生活を送る、コメを主食に加えることによって健康になる」と結論付けた。


京子スペクターさん
 
◆京子スペクターさんが『チャンスを逃すな!』
 
 続いて㈱スペクター・コミュニケーション代表取締役の京子スペクターさんが『チャンスを逃すな!』というテーマで講演を行った。京子スペクターさんは、タレント、エッセイスト、TVコーディネーター、放送プロデューサーの肩書を持つ。デープ・スペクターさんと1981年に結婚。都心でのホテル生活をベースにしたユニークなライフスタイルが話題になった。在日の各国大使館に数多くの友人を持ち、交流も盛ん。アルバニア共和国名誉領事も兼務する。
 京子さんは自身の過去の経験をもとに99%ダメでも1%の可能性に賭ける。1%の可能性で実現できれば100%実現したことになる。「絶対ダメと言われても、1%の可能性が残っていたら、諦めない」「ダメで元々」でチャレンジすると語った。
 京子さんは、タレントの明石家さんまさんが1985年(昭和60年)8月12日に群馬県多野郡上野村の高天原山の尾根に墜落した123便に乗る予定だったが、乗らずに事故を免れ、「生きているだけで丸儲け」という座右の銘を生み、大竹しのぶさんとの間に生まれた娘に「IMALU」という名前を命名したという事例を挙げた。
 そのうえで京子さんは「1%の可能性に賭けて諦めない」「人生は長いようで短い。生まれてきて、生きているだけで丸儲け」「人の悪口を言わない。ストレスを溜めない」「一日一善」「コツコツ努力することを習慣にする」「袖振れ合うも多生の縁がモットー」等々と語った。
 この後、質疑応答に入った。会場から多くの質問が寄せられたが、特に「1%の可能性に賭けて100%にした経験を教えてほしい」との求めに京子さんは、各国の大使夫妻の生活や文化などを紹介する企画をテレビ局に粘り強く売り込み続けた結果、数年後にデレクターに「これは面白い!」と言わせ、日本テレビ系列のワイドショー『ザ・ワイド』(現在は『情報ライブミヤネ屋』)で取り上げられた経験を披露した。


国際和合医療協会常任理事の陰山康成さん


国際オーガニックセラピー協会代表理事の鳥塚ルミ子さん
 
◆遺伝子検査をベースにした治療効果を上げる
 
 最後に一般社団法人国際和合医療協会常任理事の陰山康成さんが『総評』を行った。陰山さんは「今年2月に腸内菌体を変える移植法を開発した。いまや腸内菌が体を動かしていることを医学界のトップレベルの人が注目するようになった。かつて非科学的だった領域が科学的になった。難病だった潰瘍性大腸炎が治療できるようになった。また、花粉症の酷い人の腸内には乳酸菌がいないが、乳酸菌を生着させると、消えることが実証された。まさに劇的な治療法が生まれている」と語った。
 また、「私自身は乳酸菌が少ないためストレスに弱かったが、乳酸菌を移植してから、ガラスのような壊れやすい心がストレスに強くなった。そのため見違えるほどポジティブになり、周囲を驚かせている」とし、「乳酸菌がやる気を起こしている。腸内環境とメンタリティーがリンクしている。個々の腸内環境を整えるためには自分自身の遺伝子を調べ、その人にぴったり合った乳酸菌を選び、治療することになる。そうした治療法を私どものクリニックで行っている」と強調した。
 ちなみに同クリニックではすでに9500人の遺伝子データの蓄積があり、それに基づいて科学的な治療を行っている。ダイエット、美容、各種疾病に対しても遺伝子検査をベースにした治療が効果を上げているという。
 特にアレルギー患者は先進国で激増しており、日本において1950年に600万人だった患者が、2000年には3000万人にも激増しており、その推移から判断して現在8000万人から9000万人に上るのではないか推測されている。そのうえで陰山さんは「遺伝子別、腸内環境別に自身の体を知って健康になってほしい」と訴えた。
 この後、国際オーガニックセラピー協会代表理事の鳥塚ルミ子さんが同会の活動をPRした。終了後、会場を北品川いってつに移し、懇親会を開催、和やかに交流を行った。
 
 
 

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