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待望の「トーマス・ルフ展」開催へ
2016-06-11 15:06:23   From:篠原功   コメント:0 クリック:

トーマス・ルフ展が8月30日から11月13日まで東京国立近代美術館で開催される。


「Thomas Ruff,《Porträt (P. Stadtbäumer)》1988年, C-Print, 210×165cm 

 待望の「トーマス・ルフ展」開催へ
 
8月30日から11月13日まで東京国立近代美術館で
 
金沢21世紀美術館でも開催
 
 トーマス・ルフ展が8月30日から11月13日まで東京国立近代美術館で開催される。トーマス・ルフ(1958年~、ドイツ)は、アンドレアス・グルスキーやトーマス・シュトゥルートらとともに、ドイツのデュッセルドルフ芸術アカデミーでベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻に学んで「ベッヒャー派」として1990年代以降、現代の写真表現をリードしてきた存在。
 作家本人の全面的な協力を得て実現する今回の展覧会は、日本で初めての本格的な回顧展であり、トーマス・ルフの作品の世界の全貌を紹介する内容となっている。また、初期に発表して評価を得た巨大なポートレート出品作品を用いて、巨大ポスターを作成した。ポスターのサイズは縦が約176cmで製作しているが、実際の作品サイズはこれよりも、より大きなサイズ(210cm×165cm)であるため、実際のポートレート作品がいかに大きいか想像できよう。
 今秋は東京都写真美術館がリニューアルオープンするなど、「写真に注目が集まる秋」になるのではないだろうか。なお、金沢21世紀美術館でも12月10日から2017年3月12日まで開催される。


トーマス・ルフ『cassini 10』2009年 ©Thomas Ruff  VG Bild-Kunst, Bonn 2016 


トーマス・ルフ『Phg.12』2015年 ©Thomas Ruff  VG Bild-Kunst, Bonn 2016


トーマス・ルフ『Substrat 31III』2007年 ©Thomas Ruff  VG Bild-Kunst, Bonn 2016

◆新たな写真表現や可能性を探求
 
 同展は世界が注目する写真家の初期から初公開の最新作までを紹介する展覧会だ。ルフは初期に発表した高さ約2メートルにもなる巨大ポートレート作品で注目された。それ以降、建築、都市風景、ヌード、天体など、さまざまなテーマの作品を展開。それらを通じ、現代人を取り巻く世界のあり方についてのユニークなヴィジョンを提示してきた。
 我々の視覚や認識に深く組み込まれた写真というメディアそれ自体も、ルフ作品の重要なテーマのひとつだ。ルフは自ら撮影したイメージだけでなく、インターネット上を流通するデジタル画像からコレクションしている古い写真まで、あらゆる写真のイメージを素材に用い、新たな写真表現や可能性を探求している。
 作品選択や展示構成にルフ自身が参加するなど、作家の全面的な協力を得て実現する今回の展覧会では、未発表の新作を含む作品世界の全貌を紹介する。
 
【日本では初めての本格的回顧展】
 ルフの作品は1990年代から日本の美術館やギャラリーで紹介されてきたが、美術館で開催される本格的な回顧展は今回が初めてとなる。待望されていた日本国内での個展がついに実現する。
【初期から最新作まで主要シリーズで作品世界を紹介】
 同展は初期作品や評価を高めた作品、さらに少年時代から宇宙への関心を背景とする作品や、インターネット時代の視覚・情報空間を問う作品など、全18シリーズ、東京会場約125点、金沢会場約160点の作品で構成される。
【最新作シリーズでは同展が世界初公開となる作品も】
 ある新聞社のプレス写真アーカイヴを入手したことから着想された作品、かつてのメディア空間で使用されていた紙焼き写真と、それに伴う文字情報を素材に生まれた最新作だ。同展では読売新聞社から提供されたプレス写真を素材とした世界初公開となる作品も発表される。

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