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九州大学名誉教授の藤野武彦氏、アルツハイマー病は克服できるかで熱弁
2016-06-24 16:58:43   From:篠原功   コメント:0 クリック:

ダイヤル・サービス㈱(東京都千代田区・代表取締役:今野由梨)は、6月23日午後6時からKKRホテル東京で「原宿サロン6月例会」を開催した。
 
九州大学名誉教授の藤野武彦氏

ダイヤル・サービス㈱「原宿サロン6月例会」 九州大学名誉教授の藤野武彦氏が講演
 
「脳疲労理論とプラズマローゲン アルツハイマー病は克服できるか」で熱弁
 
 ダイヤル・サービス㈱(東京都千代田区・代表取締役:今野由梨)は、6月23日午後6時からKKRホテル東京で「原宿サロン6月例会」を開催した。今回のゲストスピーカーは、九州大学名誉教授で医学博士の藤野武彦氏。藤野氏は九州大学健康科学センターが開設されたのを契機に「健康科学」という新しいサイエンスに挑戦。その成果の一つとして1991年に「脳疲労」という概念を提唱した。そして実際に「脳疲労」を解消し、脳を活性化する手法「BOOCS」(脳指向型自己調整システム)理論を創出した。この日の講演テーマは「脳疲労理論とプラズマローゲン アルツハイマー病は克服できるか」。藤野氏はうつ病、がん、認知症など多くの病気が脳疲労からスタートしており、脳疲労を解消するための「BOOCS」理論に基づく治療法の開発、さらに具体的な改善例を示し、参加者の注目を浴びた。
 
◆「脳疲労」がすべての病気のスタートラインに
 
 藤野氏はまず「プラズマローゲン(抗酸化作用を持ったリン脂質の一種)の減少が「脳疲労」を引き起こすとし、そのプラズマローゲンを摂取することで認知症などの病気を改善させた」と語った。ちなみにプラズマローゲンは哺乳動物の全ての組織に存在し、特に脳神経細胞、心筋、リンパ球、マクロファージ等に多く含まれ、抗酸化、細胞膜融合、イオン輸送、コレステロール排出などの根本的な機能をコントロールする。
 さらにその「脳疲労」は情報過多によって引き起こされ、認知異常、精神的行動異常、精神異常、五感異常、身体的行動異常、身体的異常となって表れ、具体的には促進不全、抑制不全、不登校、引きこもり、キレる、いじめ、さらにうつ病、神経症などの認知症、鈍麻、過敏、運動不足、過食、さらに肥満、糖尿病などの生活習慣病を引き起こす。
 藤野氏は「特に認知症は脳の疲れによって起きる。ひどい状態になると精神的行動異常――つまり不登校、引きこもり、キレる、いじめとなって表れる。現在、日本にはエリート層の引きこもりが増加している。かつては神経症が多かったが、現在はうつ病が圧倒的に多い。さまざまな異常が複合して起きる」と語った。


乾杯の発声を行うダイヤル・サービス㈱代表取締役の今野由梨さん
 
◆「BOOCS」の基本三原則で「脳疲労」をなくす
 
 また、藤野氏はホワイトカラー3000人(三菱UFJ調査)の「脳疲労診断結果」を示した。その結果、軽症以上が35・7%の達していることを指摘。「BOOCS」の基本三原則を守ることで「脳疲労」をなくすことを提案した。
 三原則とは①第一原則:たとえ健康に良いことでも、嫌であれば決してしない②第二原則:たとえ健康に悪いことでも、好きでたまらないか止められないことは、とりあえずそのまま続ける。決して禁止しない③第三原則:健康に良くて、しかも自分がとても好きなことを一つでもよいから始める。その結果、藤野氏は「結果的に健康に良いものが好きになり、悪いものが嫌いになる」という方向に行き着くという。
 
◆プラズマローゲンを摂取したら顕著に改善した
 
 ここで藤野氏は55歳男性の症例で、セミナー参加前と参加4ヵ月後のデータを示し、体重、血圧、総コレステロール、中性脂肪、HDLコレステロールがいずれも改善していることを明らかにした。また、1994年にセミナーに参加した人たち(男性)が15年後にどのようになっているかを調査した結果、非参加者に比べて参加者の総死亡率が半分以下に減少、がん死亡、自殺のいずれも非参加者に比べて参加者の死亡率が大幅に減少していることが判った。
 さらに藤野氏は「ストレスがたまる環境は変えられない。したがって自分の脳疲労を解消するしかない。自分を変えて治すしかない」と結論付けた。ここで藤野氏はアルツハイマー病のメカニズムについて解説。「プラズマローゲンを摂取したら改善した。希望が持てるようになってきた」とし、「脳疲労の原因は身体の内(動脈硬化など)と外(ウイルス感染など)で炎症が起きるためであり、その予防法・対処法が見つかった」と語った。
 
◆重症な認知症患者の改善事例動画に会場驚く
 
 2013年、アルツハイマー病患者数は463万人だったが、現在、その予備軍は倍以上の1000万人に達しているとみられている。アルツハイマー病がプラズマローゲンの減少で起きるという発見はアメリカやカナダが先陣を切ったが、藤野氏の研究グループは2009年にプラズマローゲンをホタテ貝から抽出する製造法を開発した。それを動物実験で実証し、実際に患者に投与して改善結果を得たという。
 藤野氏は「自然界の物質が希望の持てる治り方を示した。かつて脳神経は再生しないといわれてきたが、新しい細胞が生まれ、再生することが判り、アルツハイマー病治療への有効性が実証できた」と強調した。
 その後も厳しい実証実験を行い、重症な認知症も顕著に改善させた。この日、藤野氏は重症な認知症が著しく改善した患者の事例を動画で示し、会場を驚かせた。
 
 

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