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中国書法学院院長の劉洪友氏が平成28年度外務大臣表彰を受賞
2016-08-05 15:42:27   From:篠原功   コメント:0 クリック:

中国書法学院院長の劉洪友氏が7月20日に外務大臣表彰を受賞した。外務省が飯倉公館で開催した平成28年度外務大臣表彰式及びレセプションにおいて岸田外相から表彰されたもの。


岸田外相から表彰される劉院長
  
中国書法学院院長の劉洪友氏が平成28年度外務大臣表彰を受賞
 
日本と中国との相互理解促進で尽力、友好親善に寄与した功績顕著
 
 中国書法学院院長の劉洪友氏が7月20日に外務大臣表彰を受賞した。外務省が飯倉公館で開催した平成28年度外務大臣表彰式及びレセプションにおいて表彰されたもの。劉氏の表彰理由は、日本と中国との相互理解促進に尽力され、日本と諸外国との友好親善に寄与してきた功績には顕著なものがあるというもの。
 
◆28年間、文化のシルクロード友好の使者として活躍
 
 劉氏は1988年に来日。98年に中国書法学院を設立するとともに、2002年にはNPO法人日中文化交流促進会を設立。以来、書法を通じて書法教育、書法展開催、書法家交流などの日中文化交流に尽力してきた。
 また、2008年には中国・南京市に和平友好桜花園を開園し、8000本以上の桜を植樹したほか、約130本の日中韓書法作品の石碑を建立。園内では日中合同お花見会をはじめ、さまざまな日中文化交流事業を実施している。こうした活動を通じて日中友好親善及び相互理解の促進に貢献してきた。
 特に劉氏は、3500年の歴史を誇る中国の書法で日本との交流促進、拡大を図ってきた。来日以来、28年間にわたって文化のシルクロードの使者、または南京対外友好交流の使者として活躍してきた。6年前には南京市政府もその功績を高く評価、文化交流の使者として認定をしている。 
 この受賞に対して劉氏は「一時的な名誉ではなく、28年間にわたって粘り強く実績を積み重ねてきたことが評価されたと思う。在日80万人華人の一人として光栄なこと。特に私が自負していることは日本の民間の人たちと長年にわたって交流を続け、友好を培ってきたことだ。それが認められたことはこよなく嬉しい。同時に責任の重大さをひしひしと感じているところだ。今後、さらに日中文化交流を力強く推進していきたい」と喜びを語った。


岸田外相とがっちり握手


受賞者の記念写真
 
◆中国政府も「芸術家」の一人として高く評価・優遇
 
 こうした受賞の背景には、日本側だけでなく、中国側も劉氏の活躍を高く評価していることも見逃せない。2009年には中国建国60周年を迎え、10月1日の国慶節では天安門広場でパレードが盛大に挙行された。劉氏はこのパレードにも招待され、さらに2014年に国務院僑務弁公室と中国海外交流協会が合同主催した第7回世界華僑華人社団聯誼大会では習近平国家主席と握手するなどの歓迎を受けた。また、昨年9月3日には抗日戦争勝利70周年記念式典と軍事パレードにも招待されるなど、中国側も劉氏を一人の芸術家として高く評価してきた。
 書法家として劉氏は、師範など書法指導者の育成に特段の力を注いできた。日本全国で支部を設立し、書法教育を行う指導者は約300人に上る。また、師範として独立した指導者は数百人に上る。さらにその指導者が書法指導者を新たに育てるなど、日本における書法の裾野拡大で大きな貢献をしてきた。
 現在、劉氏は前述したように中国書法学院院長をはじめ、華僑大学客員教授、南京芸術学院日本校校長、上海大学文学院兼職教授、NPO法人日中文化交流促進会理事長、江蘇省海外交流協会副会長、全日本華人華僑聯合会副会長、全日本華人書法家協会名誉主席などの重職を兼務している。こうした活躍が総合的に評価されたもので、本部のある葛飾区の青木克徳区長も劉氏の受賞を称えて祝電を打った。
 
◆日中共通の祖先の糸を紡ぐ使命ありと自覚
 
 今回の受賞について劉氏は次のようなコメントを寄せた。
 「日本では日中共通の祖先の糸を紡ぐ使命があると自覚して活動してきた。中国3000年の歴史の中で育まれた文化の糸を日本に持ってきて紡いできた。糸を紡ぐことによってまさに『温故知新』の使者としての一翼を担えたのではないかと考えている。今回の受賞は日中両政府をはじめ、民間の人たちが私の活動を認めたことを意味しており、大変光栄なことだと感謝している。数々の障害を乗り越え、今後も自分の歩んできた道を信じて日中の糸を紡いで、その糸をさらに太く、広くしていく所存だ。また、東方文化の魂を未来に繋ぐ使者として誇りをもってさらに精進していこうと決意しているところだ」
   なお、今年度表彰されたのは、個人142人、31団体(うち国内在住受賞者は個人25人、7団体、海外在住受賞者は117人、24団体)だった。今回、日中相互理解の促進で外務大臣表彰を受けたのは劉氏のほかに、俳優の中野良子さん、歌手の芹洋子さん、さらに房恩(元・中日青年交流センター副主任)、笈川幸司(佳思栄『北京』教育諮詢有限公司総経理)、柯若儀(大連医科大学付属第一病院内科教授)、徐鋼(千年古蓮園経営者)、自立文(中国日本友好協会理事)、袁文英(東瀛遊旅行社有限公司代表取締役)の各氏などがいる。

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