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日本財団が日中笹川医学奨学金制度30周年記念式典
2016-11-19 17:29:55   From:篠原功   コメント:0 クリック:

日本財団は、10月14日午後1時半から、ベルサール新宿グランドで日中笹川医学奨学金制度30周年記念式典を開催した。


記念写真
  
日本財団が日中笹川医学奨学金制度30周年記念式典
 
30年間で2226人の医療人材を育てる
中国から医師ら約400人が来日・交流
 
 日本財団は、10月14日午後1時半から、ベルサール新宿グランドで日中笹川医学奨学金制度30周年記念式典を開催した。同財団は日中笹川医学奨学金制度を創設、30年間で2226人の医療人材を育ててきた。記念式典には同制度で学んだ医師など約400人が中国から来日、日本の関係者と親しく交流した。
 
◆医療人材を育成、日中共同事業を盛んに
 
 日中笹川医学奨学金制度は、文化大革命で疲弊した中国の医療再建を目的に、1986年に中国の医療従事者の人材育成及び日中友好と交流を目的に創設された。以来、今日まで2226人が日本の大学や研究機関で学んできた。
 日本で学んだ奨学生は帰国後、中国医学界で指導的な立場に立ち、医療技術と公衆衛生の向上に貢献してきた。また、30年に及ぶ同制度で学んだ奨学生OBのネットワークを生かし、中国国内の医療従事者の人材育成事業も大きく拡大している。今後はさらによりレベルの高い人材育成に加え、日中共同事業にも力を入れていく計画だ。
 イベントでは、まず記念講演が行われた。日中医学協会業務執行理事の江藤一洋氏の司会で「日中両国の医学医療領域における先進課題」を主題に、日中医学協会会長の高久史麿氏が挨拶した後、中国科学院院士、四川大学副学長(第8期生)の魏于全氏が「Tumor Microenvironments and Biotherapy」をテーマに基調講演を行なった。なお、座長は、日中医学協会業務執行理事の日比紀文、笹川医学奨学金進修生同学会副理事長・黒龍江中医学大学副学長、生理学教授(第10期生)の王喜軍の2氏が務めた。
 
◆岡野栄之慶應大学医学部長がiPS応用で講演
 
 次いで慶應義塾大学医学部長で生理学教授の岡野栄之氏が「iPS細胞技術の神経系の再生医療及び疾患研究への応用」で基調講演を行なった。なお、座長は日中医学協会業務執行理事の新井一、笹川医学奨学金進修生同学会理事、北京大学医学部中西医結合学系教授(第9期生)の韓晶岩氏の2氏が務めた。
 この後、記念式典が開かれた。日中医学協会業務執行理事の林謙治氏の司会で、日本財団会長の笹川陽平、日中医学協会業務執行理事の林謙治、中国国家衛生・計画育生委員会副主任の馬暁偉、厚生労働大臣の塩崎恭久、中国駐日本国特命全権大使の程永華の各氏が挨拶及び祝辞を述べ、日中医学協会理事長の小川秀興、笹川医学奨学金進修生同学会理事長の趙群の2氏が基調講演を行なった。
 18時からの経験交流会(懇親会)では、日本財団理事長の尾形武寿氏が挨拶。笹川記念保健協力財団会長の紀伊國献三氏の乾杯の発声で懇親会に入った。


笹川会長


程大使
 
◆笹川陽平会長「世界の人々の健康のために」
 
 記念式典での笹川陽平会長の挨拶大要次の通り。
 「30年は早かった。当時、中国は貧しかった。何を協力したらよいか。民間人が政治的・経済的に関与するのはいかがかと思案したが、健康で幸せな生活をすることが一番ということになった。日中医学協会を立ち上げた人たちのその精神は今でも脈々と続いている」
 「当時、中国では海外へ留学する人も少なく、帰国して人民のために尽くそうと、ほとんどの人が帰国してくださり、当時の中国政府から高い評価をいただいた。皆さん方が日本での学問、日本国民との交流、日本社会を知るための努力されたことをよく覚えている」
 「中国と日本は隣同士の国だから、国民同士が相互理解し、健全な形にすることが重要。その最大の方法は人道的なことで協力し合うことだと思う。現在、中国では100万人以上の人が日本語を勉強している。日本語を学ぶ人口は世界一だ。良い点も。悪い点も知っていただきたい。日本人も中国へ行っていただき、多くのことを中国から学んでほしい」
 「日本と中国は2000年の交流の歴史がある。そうした観点から長期的な歴史のスパンで見てほしい。ご批判もいただき、立派に成長することが重要だ。どうか、今後も日中医学協会を通じて日本と中国の懸け橋になっていただきたい。」
 「今や医学の分野でお教えするというより、共同研究という高いレベルに達していると聞いている。日中両国の医師・研究者が世界中の人々の健康のために働いてほしい。今日は心から歓迎と御礼を申し上げたい」


会場
 

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