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パソナ上海が「JOB博 CHINA」開く
2016-12-24 17:12:06   From:篠原功   コメント:0 クリック:

パソナ上海(保聖那人材服務有限公司 董事長総経理:山本和範)は、11月19日午前10時から㈱パソナグループ本社で就職イベント「JOB博 CHINA」を開催した。
  

広州日産通商貿易有限公司董事長総経理の張替毅一氏


保聖那人材服務有限公司董事長総経理の山本和範氏(右)

パソナ上海が「JOB博 CHINA」開く
 
大盛況!帰国就職希望者対象のキャリアイベント
 
 中国でグローバル人材の紹介や人事関連サービスを行うパソナ上海(保聖那人材服務〈上海〉有限公司 本社:上海 董事長総経理:山本和範)は、11月19日午前10時から㈱パソナグループ本社(東京・千代田区)で就職イベント「JOB博 CHINA」を開催した。帰国就職を希望する日本在住の中国国籍の学生や社会人を対象にしたもので、中国国内での日系企業への帰国就職を支援するキャリアイベントだ。
 
 「JOB博 CHINA」には、日系企業22社がブースを出展したほか、今年はアリババグループなど中国の優良企業が出展した。帰国就職のための会社説明会を行ったほか、パソナ上海の就職コンサルタント2名が来日し、帰国就職をテーマにした質問や意見などの情報交換をする「一問一答座談会」、個別キャリア相談会を行った。なお、イベントに出展した企業は、資生堂(中国)研究開発中心有限公司、豊田汽車(中国)投資有限公司、アリババグループ、長城汽車股分有限公司など22社。
 このイベントのために来日したパソナ上海(保聖那人材服務〈上海〉有限公司 本社:上海)の山本和範董事長総経理は「このイベントは日本にいる留学生及び在日華人が対象。彼らが帰国するタイミングで開催した。日本で学ぶ留学生の半数は帰国就職を希望している。中国は近年、給与水準も上がり、日本より生活しやすくなっている。このイベントへの登録は1000人超に上る。今回はアリババグループが出展したため、多くの留学生や中国国籍の社会人などが参加した」と語った。
 また、「日本で学ぶ海外留学生は約21万人だが、その約4割に相当する9万人が中国国籍留学生だ。日系企業は日本語を使い、日本の商習慣の中で仕事ができる、日本的な細かいプロセスで業務を推進できる人材を求めている。いずれにしてもこれらの人材は貴重な戦力であり、幹部候補生として重視している」
 「中国の労働環境は変化が激しい。そのため当社のイベントに定期的に出展して中国の就職状況をきめ細かく説明する日系企業は多くなっている。最近の大きな変化としてはサービス業の求人が多くなっていることだ。当社では現地企業と緊密な連携を取りながら、そうした需要に対応できるよう努力しているところだ」と語った。





賑わう企業のブース
 
◆意欲的な中国人の若者が多数駆け付けた
 
 この日のイベントに参加した周洋さん(神奈川大学2年生)は「日本企業への就職を希望している。営業職に就き、日本語、中国語、英語を駆使し、ビジネスで日本と中国、またはその他の国との橋渡しをしたい。大学では外国語学部で日本と中国の近代史を学んできた。そのことにより客観的に物事を判断できるようになったことが、ビジネスでも役に立つのではないかと考えている」と語った。
 また、王黛青さん(明治大学大学院卒)は「日本企業または中国の日系企業の事務・人事・営業部門で働くことを希望している。日本企業は歴史が長く、信用できる企業イメージがある」と語った。
 人材を求めてこのイベントに出展した広州日産通商貿易有限公司董事長総経理の張替毅一氏は「中国に駐在し、人材採用活動のお手伝いをするためのイベントがあるということで、4人の人事担当者を連れてきた。当社のブースには予想以上の留学生や社会人が訪れてくれた。中国の若者はアグレッシブで意欲的なので、大変期待をしている。当社は日産100%子会社の商社だ。したがって自動車の輸出入を行う商社マンを求めている。日本語・中国語・英語が話せて意欲のある人は素晴らしい戦力になると思う」
 「ただ、日本人に比べて転職をするケースが多いので、3年間は辞めないでほしい。それが将来に繋がると強調しておきたい。当社は他社との協業精神や多様性を重視し、新しい価値を作り出す企業グループだ。日本人、中国人問わず力を付けていける。グローバルな世界でぜひ力を付けていただきたい。面談では多くの積極的な質問が出されて意欲を感じた」と語った。
 

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