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「日中酒道協会」がお披露目パーティー
2016-12-27 16:40:25   From:篠原功   コメント:0 クリック:

 「日中酒道協会」(代表:白西紳一郎 日中協会理事長)が12月19日午後5時から、東京・千代田区の『うな兆』で盛大にお披露目パーティーを開催した。


代表を務める白西紳一郎氏


鳩山元首相、呉汝俊氏など、多数の会員が駆け付けた
  
「日中酒道協会」がお披露目パーティー
 
鳩山由紀夫元首相も出席「お酒を介して仲良く」
 
 「茶道・書道・香道・華道・柔道・剣道・水道などがあるのに、なぜ、酒道がないのか?」――そんな素朴な疑問から2014年8月22日、「日中酒道協会」(代表:白西紳一郎 日中協会理事長)が設立されたが、会員が158人になったところから、12月19日午後5時から、東京・千代田区の『うな兆』で盛大にお披露目パーティーを開催した。
 
 パーティーには同協会の顧問を務める鳩山由紀夫元首相、京劇俳優の呉汝俊氏ら多くの会員が駆け付け、中国の銘酒「杜康」や日本の銘酒「竹鶴」を味わいながら、親しく歓談の時を持った。
    最初に挨拶に立った白西紳一郎代表は、「『杜康』は大変強い酒であり、飲み過ぎると倒れる」と言えば、鳩山元首相は「中国の強い酒をこれまでずいぶん飲んできたが、二日酔いにならなかった。お酒を介して中国の人と歓談することで、仲良くなれる。人生の幸せを感じることができる。日本の指導者も上手くやれる。日中も上手くいく。安倍総理にもぜひ入っていただきたい。とにかく日中が幸せになることだ。幸せにできない人の代わりに、我々が飲んで補っていこう。そして日中を幸せにしていこう」と檄を飛ばした。
   さらに白西理事長は、三国志で有名な英雄・曹操「短歌行」から抜粋した「對酒當歌。人生幾何。何以解憂。唯有杜康」を朗々と詠み上げ、拍手を浴びた。
 「日中酒道協会」は、前述したように2014年8月22日に鳩山元首相と白西理事長が中国・河南省登封市の河南省人民政府主催の歓迎宴会で「杜康酒」をふるまわれたのを記念して設立した。なお、協会の銘酒は中国・杜康酒、日本・竹鶴とした。
 
白西紳一郎代表、曹操の「短歌行」を詠み上げる
 
 「杜康」は、中国夏王朝時代の酒聖と言われる伝説上の人物で、現在、52度の白酒・杜康酒として河南省の洛陽で醸造している。1972年9月29日、周恩来首相と田中角栄首相が会談した際に田中首相は「戦争で中国に来たとき、杜康を飲んだことがある」と語りかけたが、当時、製造していなかったので、周首相は「茅台酒」でもてなした。その直後、周首相は杜康酒を造り、田中邸に届けたという。
 「竹鶴」は、日本の江戸中期の1660年代(万治年間)「小笹屋(おざさや)」の屋号で、広島・竹原で製塩業を営み、冬場に余剰の労働力を流用して1733年(享保18年)に酒造業を始めた。現在、白西理事長の同級生・竹鶴壽夫(1940年生まれ)が会長を務めている。銘酒・小笹屋 竹鶴(純米原酒・18・8度)が、NHKの朝ドラ『マッサン』で一段と知名度を高めている。
 なお、代表の白西氏は、1940年、広島市の造り酒屋(賀茂福)の長男として生まれた。しかし、1945年8月6日の米軍による原子爆弾投下で焼失した。失意のなかで「杜康酒」と出会い、74歳にで『酒道』を発想したという。
 なお、「日中酒道協会」への入会資格は、「小さな白酒グラスで一気に52度の『杜康酒』が飲めること」という。連絡先は電話03-3812-1683、FAX03-3812-1694。
 
 

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