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「世界らん展」が華やかに開催、永井清氏の作品が「日本大賞」を受賞
2017-02-16 18:34:08   From:篠原功   コメント:0 クリック:

世界らん展日本大賞実行員会(読売新聞社、NHK,世界らん展組織委員会)は2月10日、本年度の「日本大賞」を決定した。


開幕式でのテープカット
  
「世界らん展」が華やかに開催
 
永井清氏の作品が「日本大賞」受賞
13年の歳月をかけた「渾身の作品」
 
 世界らん展日本大賞実行員会(読売新聞社、NHK,世界らん展組織委員会)は2月10日、本年度の「日本大賞」を決定した。出展総数約3000種、約10万株、250万輪以上、審査申請総数1316作品と世界最大級。
 「日本大賞」は、6つの部門の中で個別部門から(部門1)から選ばれる。出展作品を41カテゴリーに分け、「ブルーリボン賞(第1席)、レッドリボン賞(第2席)、ホワイトリボン賞(第3席)を選出した。また、ブルーリボン41作品がトロフィー賞に選ばれた。
 さらにトロフィー賞の中から特に優れた上位13作品に部門賞が授与された。部門賞の中でも最も優れた作品に授与される最優秀賞が「日本大賞」となった。受賞者には賞金200万円と、副賞として協賛社の㈱ヤナセから「メルセデス・ベンツA80」が贈られた。
 栄えある「日本大賞」に選ばれたのは永井清氏(神奈川県小田原市)の作品「Den.glomeratum long well」(テンドロビューム グロメラタム ロング ヴェル)。世界らん展日本大賞2017」審査委員長のジョージ・ハットフィールド氏は「この原種は花の質が高く、栽培的にも傑出した素晴らしい作品だ。大賞受賞のポイントは花の色彩が大変明るい輝きを持っていたこと。咲いている花のコンディションが素晴らしかったこと。どの方角から鑑賞しても美しく見えることの3点。私は今まで見た『らん』の中でも、最も質の高い作品の一つで、来場者の方々を最高に楽しませてくれるだろう」と語った。


日本大賞受賞作品


受賞した永井氏にベンツのカギが贈られた


高円宮妃久子殿下


実行委員会顧問の小池百合子都知事
 
出展総数約3000種、約10万株を誇る
審査申請総数1316作品と世界最大級
 
 10日午後2時過ぎから記者発表会、開会式、表彰式、内覧会が開かれた。開会式に先立って開かれた記者発表会で世界らん展日本大賞組織委員会会長代行の合田一之氏は「優劣付け難い素晴らしい作品が集まった」と絶賛すれば、審査委員長のハットフィールド氏は「展示された『らん』は生涯で観れないものばかり。それが観れたことは光栄。美しい色彩豊かな『らん』、さらに何千もの株の展示は栽培家の興味を引くだろう。多様な『らん』を知ってもらうための絶好の機会だ」
 「デザイン性、芸術的要素も見事に表現されている。『らん』の種類も多く、すべてを堪能するためには何日もかかるだろう。大賞受賞の『らん』は大変大きく、ここに育て上げるまで何年もかかったでしょう。ひとつの株に何百もの花が咲いている姿は圧巻だ」と賞賛した。
 
顧問の小池百合子都知事も「東京五輪・
パラリンピックに向けて花と緑発信を」
 
 「日本大賞」を受賞した永井氏は「優秀な審査員の皆さんが私の作品を選んでくれてありがたい。13年ほど前にこの『らん』と偶然出会い、育ててきた。そしてこの檜舞台に立たせていただいた。気象の変化に対応し、温度管理をしなければならない。そこが難しいところであり、良いところだ。魅力を引き出すのに苦労したが、皆様にお礼を申し上げたい」と感激の面持ちで語った。
 開幕式で高円宮妃久子殿下は「国際交流と意味からも大事な役割を果たしてくれた。一人でも多くの人が足を運んでもらい『らん』に心をときめかせていただくよう希望する」と述べ、実行委員会顧問の小池百合子都知事は「2020年の東京五輪、パラリンピックは文化の祭典でもある。世界が注目し、多くの人々が集まる。花と緑を世界に発信し、おもてなしをしていきたい」と挨拶した。

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