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言論NPOが設立15周年「記念フォーラム」
2017-02-17 18:55:42   From:篠原功   コメント:0 クリック:

非営利シンクタンク言論NPO(東京都中央区日本橋、代表:工藤泰志)は設立15周年を迎える。それを記念して世界の民主主義に関する「記念フォーラム」を開催した。




    工藤代表と「NEWS ZERO」キャスターの村尾信尚氏が対談

     セッション1


    セッション2


公開会議

特定非営利活動法人 言論NPO

世界の民主主義「記念フォーラム」
各国の識者が熱い討論を繰り広げる

  非営利シンクタンク言論NPO(東京都中央区日本橋、代表:工藤泰志)は設立15周年を迎える。それを記念して国内外の識者を招聘して、このほどホテルオークラ東京で日本や世界の民主主義に関する「記念フォーラム」を開催した。
 アメリカ大統領選挙やイギリスのEU離脱の国民投票など、今、世界中で政治が国民の不安に迎合するポピュリズムの傾向が強まってきている。こうした世界の民主主義の状況をどう見ていけばいいのか、民主主義の危機が指摘されている中、民主主義の未来をどのように考えていけばいいのかー。
 言論NPOは15周年の節目の日に、日本の民主主義、世界の民主主義を考える2つのフォーラムを開催した。「民主主義の将来と言論の責任」をテーマに、代表の工藤氏と「NEWS ZERO」キャスターの村尾信尚氏との対談で始まったオープニングフォーラムに続き、国外の識者を招いて行った「リベラルデモクラシーの行方:揺れる世界秩序と台頭するポピュリズム」について、「日本は民主主義と自国の将来像をどう描くか」について日本の政治家が、さまざまな議論が行なった。
 その後、開催された記念パーティーには、国外からも200人を超える人たちが祝賀に駆け付けた。パーティーの中で代表の工藤代表は、「政治と有権者の間にきちんとした緊張関係をつくり、こうした動きを若い世代に繋げていくことこそ、次の5年の使命だ」と語り、次世代にこの活動を繋げていくとの決意を語った。こうした決意を実現するため、アドバイザリーボードから支援を受けた。
 オープニングフォーラム「民主主義の将来と言論NPOの役割」 と題して工藤泰志代表と「NEWS ZERO」キャスターの村尾信尚氏の対談が行なった。次いでセッションに入り、セッション1では「リベラルデモクラシーの行方:揺れる世界秩序と台頭するポピュリズム」 と題してハッサン・ウィラユダ(元インドネシア外務大臣)、フォルカー・シュタンツェル(元駐日本ドイツ大使)、キース・クラウス(ジュネーブ高等国際・開発問題研究所教授)、デビッド・ホーリー(元ロサンジェルスタイムス特派員)の各氏パネリストになり、討論を行った。
 また、セッション2では、「日本は民主主義と自国の将来像をどう描くか」と題して逢沢一郎(衆議院議員、元外務副大臣)、中谷元(衆議院議員、前防衛大臣)、林芳正(参議院議員、元農林水産大臣)、松本剛明(衆議院議員、元外務大臣)の各氏がパネリストになり、討論を行った。
 さらに言論NPOアドバイザリーボード 公開会議では、明石康(国際文化会館理事長、元国連事務次長)、大橋光夫(昭和電工株式会社最高顧問)、小倉和夫(国際交流基金顧問、元駐韓国大使)、川口順子(明治大学特任教授、元外務大臣)、宮本雄二(宮本アジア研究所代表、元駐中国大使)の各氏がさまざまな提案を行った。

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