彩墨画家の呂娟さん、華道家の假屋崎省吾さんに聞く 日中国交正常化45周年を祝う芸術の饗宴
2017-03-11 19:35:08 From:篠原功 コメント:0 クリック:
「醒墨会展 第22回(国際公募)」では、華人女性企業家であり、彩墨画の画家として活躍している呂娟さんと、著名華道家の假屋崎省吾さんのコラボレーションが行われた。

呂娟さんと假屋崎さん
「桜と牡丹 夢みる世界へ」
彩墨画家の呂娟さん、華道家の假屋崎省吾さんに聞く
日中国交正常化45周年を祝う芸術の饗宴の意義とは
「醒墨会展 第22回(国際公募)」では、華人女性企業家であり、彩墨画の画家として活躍している呂娟さんと、著名華道家の假屋崎省吾さんのコラボレーションが行われた。呂さんが日本を代表する桜や富士山をパワフルに描き上げ、假屋崎さんが中国を代表する牡丹を美しく飾った。まさに日中芸術の饗宴といったところ。そこでお二人に今回のコラボレーションについてお聞きした。
この秋に故宮博物館や上海美術館でも開催
呂娟さんは「今年は日中国交正常化45周年という佳節を迎えた。それをきっかけにして長い文化交流の営みがあった日本と中国の芸術交流を企画した。日本の伝統文化の華道は日本女性が中国へ伝えていった。北京や上海で関連イベントを催し、日中文化交流を進めてきた」
「私は日本に来て26年になる。日本文化を学び、日本文化が好きになった。假屋崎先生と一緒にやれば日中文化交流の一翼を担うことが出来るのではないかと思った。假屋崎先生と知り合って、桜を描きたいと思った。桜には人生の営みや美の本質が込められており、日本のシンボルとして有名だ。さらに中国のシンボルは牡丹であり、桜を描き、牡丹を生けるパフォーマンスを行なったら、日中文化・友好交流のきっかけになるのではないかと思った」
「今回の展示会は、外務省の日中国交正常化45周年記念イベントに認定されている。私たちはこの秋に北京の故宮博物館や上海美術館で展示会を計画している」と語った。

呂娟さんが描いた桜

假屋崎さんが生けた牡丹
假屋崎さん、牡丹と流木に深山幽谷を表現
一方、假屋崎省吾さんは「呂娟さんとご縁があり、今回、コラボレーションすることになり、大変光栄だと思っている。牡丹といえば、中国では楊貴妃、西太后などのドラマでよく観ていた。女性の方々の美しい衣裳、さらに髪飾りなどにもデザインされている。何年か前に中国に行き、花を愛でる文化が深いことを知った」
「日中国交正常化45周年、日中平和条約締結40周年という記念すべき時に、花を通して心を込めて祝いたいと思った。呂娟さんと出会って感銘を受けた。描かれた桜を拝見して、そのパワーに圧倒された。呂さんは大変生命力のある画家だと感じた」
「作品には個性があり、一貫した世界を構築している。桜の幹は太く、力強いパワーを感じる。並々ならぬ才能を感じ取れた。一緒にコラボレーション出来たことを嬉しく思っている。牡丹を生けるときに流木をアレンジした。深山幽谷の風情を表現した。日中芸術の饗宴という夢がかなって満足している」と語った。
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